研究テーマ

ファイルについてのアンケート結果報告

現代は情報があふれています。家庭内でも、取扱説明書、重要書類、健康管理、雑誌の切抜き、料理のレシピ、趣味のものなど、取っておくべき・おきたい情報はたくさんあります。お子さんがいる場合は、学校や塾からたくさんのプリントが配られるでしょうし、自営業の方であれば、仕事に関する資料もたくさんあるでしょう。
ライフスタイルによって整理したい内容や量は異なりますが、情報を上手に整理(ファイリング)することは、気持ちよく暮らすことに繋がるという点は共通なのではないでしょうか。
危機管理面に目を向けると、家電の故障という日常的なトラブルから、予測できない自然災害まで、もしもの時に必要な情報(例えば取扱説明書や重要書類など)は家族で共有し、速やかに出せるようにしておきたいものです。

今回は、ファイリングアンケートその1として、多くの方がお使いのポケットタイプのクリアーフォルダーに焦点を当てて伺いました。順次その他のファイリング用品のニーズも伺い、家庭における情報整理について考えていきます。

アンケート実施期間
2011年1月12日~19日の1週間
アンケート対象者
MUJIネットメンバー
現在、クリアホルダー(無印良品問わず)をお使いの方
有効回答数
626名

[1]クリアホルダーはAタイプの方が家庭では人気

  • A)クリアホルダー
    (ポケットが増やせないタイプ)
  • B)クリアホルダー
    (ポケットが増やせるタイプ)

使っているクリアホルダーのタイプは、ポケットが増やせないAタイプだけを使っている人は50%、ポケットが増やせるBタイプだけを使っている人は9%。両方使っている人が41%です。
Aタイプを使っている人は571名、Bタイプを使っている人は311名になり、ポケットが増やせないAタイプの方が家庭での普及率が高いという結果です。

現在使っているクリアーホルダー

[2]クリアホルダーに入れているもののトップは取扱説明書

ポケットタイプのクリアホルダーに何を入れているのか聞きました。 Aタイプに入れている主なもの 取扱い説明書 雑誌切抜き 重要書類 趣味のもの 料理のレシピ Bタイプに入れている主なもの 趣味のもの 取扱説明書

ポケットが増やせないAタイプに入れているもののトップが取扱説明書です。他には、雑誌の切り抜き、証書や謄本などの重要書類、趣味のもの、料理のレシピと続きます。 その他として、学業のもの、領収書、旅行など思い出のもの、こどもの幼稚園や学校のプリント、楽譜や型紙など入れているものは様々です。
ポケットが増やせるBタイプには、趣味のものがトップで、ついで取扱説明書、雑誌の切り抜きなどですが、Aと比べて使用数は低くなっています。その他として、仕事上の書類や資料、楽譜や領収書などがあがります。
AタイプBタイプの使い分けははっきりしません。

何を収納するのに使っていますか(複数選択可)

アンケートでは、無印の既存商品の写真を載せ、仕事や家庭用に使っているファイル用品を聞きました。
家庭用(赤いライン)としてもっとも使われているのが、増やせないトップインタイプのポケットホルダーです。他に固定ポケット式としてははがき用やCD/DVD用、ポケットが増やせるタイプも使用率が4割です。ファイルボックスについても聞いているのですが、縦型の方が人気が高いです。逆に使われていない(緑のライン)で目立つのが、取扱説明書専用ポケットのフォルダとスクラップブックです。
先の質問で、取扱説明書をAタイプに入れている人がとても多かったのですが、取扱説明書専用のクリヤホルダーはあまり使われていません。

ファイル・収納用品の中で、ご自身が仕事用や家庭用に、使っている・使っていないもの

家庭での使用率40%以上のもの

  • Aタイプ トップイン
  • はがきファイルポケット
  • CD DVD ポケット
  • ファイルボックス縦型
  • Bタイプポケット

仕事での使用率40%以上のもの

  • Aタイプ トップイン
  • 穴を開けて閉じるタイプ

取扱説明書専用ホルダーやスクラップブックは使っていない割合が高い。

[3]クリアホルダーの使用量は増えている

デジタル時代ですので、クリアホルダーに書類を入れている人は減っているのではないかという予測はあったのですが、減っているという人は13~15%で、ABともに50%前後の人が使用量は増えていると答えています。
取っておきたい紙媒体はなくならないようです。

使用量は変わりましたか

  • A)ポケットが増やせないタイプ
  • B)ポケットが増やせるタイプ
研究テーマ
生活雑貨

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