研究テーマ

住人祭

みなさんは、隣にどんな人が住んでいるか、ご存知ですか? 日々のくらしの中で「近所付き合いは面倒」と思う人も多いでしょうが、かといって、まったく付き合いをしないのも難しいものです。ほどよい距離を保ちながら、なにか困ったことがあればお互いに助け合う──そんなゆるやかなコミュニティーがあったらいいな、と思いませんか?

最近の大型マンションでは、1,000人、2,000人という人が一度に住み始めることも少なくありません。右も左も誰も知らない、挨拶をする人もいない。そんなくらしが普通になりつつあります。でも、できれば、すれ違って挨拶を交わすような関係になりたいものです。

そんなコミュニティーづくり、挨拶をするきっかけづくりが、今回ご紹介する「住人祭」です。とにかく集まって、みんなで食事をして、お酒を飲んで、音楽を聞いたり踊ったりという、とてもシンプルなイベント。細かなルールは、なにもありません。やってみると、意外にも近隣との距離が近くなるものです。
このイベントで大事なことは、コミュニティーの全員に声をかけること。普段お付き合いのある人たちだけでやるのでなく、知らない人たちと交流することが目的です。

写真は、千葉・津田沼にある MUJI VILLAGE という150世帯のマンションでの住人祭の風景です。入居が始まって半年ちょっと経った時点での、初めてのイベント。大人・こども合わせて170人もの人が、みんなで一緒にパスタをつくり、食事をつくっています。みんな楽しそうですね。パスタづくりの後、大人達は食事をしたりおしゃべりをしたり、こども達は音楽に合わせてダンスをしたり。あっという間に時間が過ぎた一日でした。
こうしたちょっとしたきっかけが、マンションの住人達のつながりを助けます。お互いの顔や名前を覚えるだけで、安心なものです。

その他、イベントの例としては、バザーや古本市、演奏会なども楽しいでしょう。食事会は大変でも、まずは簡単な「持ち寄り」のティーパーティーから始めてみるのもいいかもしれません。また、普段からみんなで植物を育てるなど、なにかを一緒にすることも近隣との絆を深めるでしょう。

年に何度かは、みんなに声をかけて集まって話をする──そんな簡単なことがきっかけで、お互いが知り合い、助け合うことにつながっていけば、楽しいですね。日々のくらしを快適にするには、家というハードだけでなく、周りの人との心地よい関係も大切。周りの人とつながっていくことは、何よりも安心して過ごせることにつながっていくでしょう。

「住人祭」、いかがでしょう? みなさんも、ぜひ一度、トライしてみてください。

住人祭をするための簡単なポスターや招待状も大事ですね。無印良品の家「住人祭」のページに、WEBからダウンロードできるものも用意しています。ご活用ください。

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