研究テーマ

[6]情報整理の現状

情報の整理はうまくできていますかという質問には、いい方法がわからない46%、何とかできている39%、得意な方だと思う10%、苦手でしていない5%という回答結果でした。

[7]情報整理のコツ

情報整理の得意な人のコツを見てみましょう。上手な情報整理の3本柱は、
  • ・分類する
  • ・要らないものは捨てる
  • ・だれでもわかるようにする(見える化)
ですが、それを実践している人の回答を見ると、情報整理の得意な人はこの基本を実行していることがわかります。情報整理がうまくできていると、家族で共有できますし、捜し物のをしなくなるとか、大小のトラブルに対応するストレスも減るでしょう。家の中がすっきりするなどのメリットもあります。 代表的な意見を少し読んでみます。
  • 分類する
  • 自分の中で、分類別に分けて、保管場所も分けて、区別しています。記録物(健康診断など)はそのまま時間軸で、個人個人のファイルをつくる。とにかく、どう、自分の中で分類し、家族の中で、それを共有できるかではないでしょうか。

    (女性・40代前半・専業主婦)
  • ファイルや箱を用意して「契約書や銀行口座などの重要書類」「カードの仕様明細などのレシート類」「取扱説明書」など、重要度によってざっくり分けている。

    (女性・20代後半)
  • クリアホルダーも使うが、BOXファイルを主に使う。切抜き等をクリアファイルのレフィルに入れて、それをハンギングタイプのホルダーに入れ、さらにBOXファイルに入れる。大分類BOXファイル、中分類ハンギングタイプのホルダー、小分類クリアファイルのレフィル。ざっくり整理で、きっちり整理しない。

    (女性・40代後半)
  • 要らないものは捨てる
  • 項目ごとに見やすい用意整理している。ポケットが増やせるタイプで必要に応じて内容を簡単に取捨選択でき、要らない情報はためずに廃棄するようにしている。とにかく統一感が大切なので、すべて無印良品のファイルを使用し、見た目にもファイリングが楽しくなるようにしている。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • 一つずつ目を通しカテゴリ分けしてある所へ振り分けています。
    長期間保存しなければいけない物は、開け閉めできるファイルに入れて、追加する時、同時に過去の物もチェックして期間が過ぎてきたら処分しています。
    短期間の保管はクリアファイルに見出しをつけてまとめて置いてあります。
    1年たったら箱に移し替えて1年保管し、その後処分しています。
    学校書類や子供のプリントなどは、綴じ紐でまとめて保管し、学年が上がったら処分しています。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • クリアフォルダを活用しています。ポケット数の少ない(10ポケットが多い)フォルダを用意し、一冊につきテーマを決めて収納しています。
    例えば「A保険会社の証書、関連書類」、「季節家電の説明書」、「公共料金」などと言った感じ。それらのフォルダをカテゴリごとにファイルボックスに分類して収めています。クリアフォルダのポケットは薄いのであまり量が入らず、返ってそのことが余分な書類を処分することに繋がっています。

    (女性・40代後半)
  • だれでもわかるようにする(見える化)
  • 付箋。貼ってはがせるシートの活用。ケースや棚にどんどんタイトルをメモし、貼って置き、不要・利用を決めていき、収納の内容が何時も見られるようにしておき、3カ月~半年位で仮保存を整理している。

    (女性・55歳以上)
  • 表紙にデカデカと目次を張ってます。
    ファイル等にインデックスを張ったり、背に張れれば、背にもタイトルを付ける。
    立って使うので背は重要です。

    (男性・50代前半)
  • 家族全員がわかるようにファイリングしている。色分けしていて、背表紙にテプラで内容書類を明記し、イラストで主に誰が必要か(夫・妻・子ども)もわかるようにポイントをつけている。無印のBOXにプライベート・学校関係・仕事関係とファイルを入れて分けていて、そのBOXを引き出すと欲しいファイルがすぐ探せるようにしている。

    (女性・30代後半)

[8]クリアーフォルダーへの要望

クリアホルダーへの要望を聞いたところ、「増やせるというのはいいですね」と、ポケットが増やせるBタイプへの関心も高いことがわかりました。
また、分厚い取扱説明書などはごく一般的なポケットフォルダに入れていて不満も多いという現状や、また出し入れするときに破れてしまったなどの耐久性、自分流にカスタマイズしたい、サイズなどの品揃えへの要望などほんとうにたくさんの意見が寄せられました。これからのものづくりに生かしていきます。

増やせるタイプへの要望

  • クリアファイルは、A4サイズで透明のものと統一しているので、無印のものはよく利用します。増やせないタイプのポケットの強度が弱いように思います。個人的にはA4ワイドは必要ありません。増やせるタイプで3段ポケット、2段ポケットのものを購入しましたが、実際使うと紙類がきちんと収納しづらく、使い勝手が良くありませんでした。増やせるタイプでA4のCDホルダーができれば嬉しいです。これからもファイル類は無印良品中心で統一していこうと思っているので、商品開発頑張って下さい。

    (女性・30代後半)
  • サイズも重要なんだけど、増やせるタイプはファイル自体に厚みを持たせておかなければならないと思う。
    取説やマニュアルなど厚みのあるものを収納できるようにするには、フォルダーにもマチがあると出し入れがしやすい。
    ただし従来のものは、ものを入れすぎると膨らみすぎて、棚などに収納する場合に困ってしまうこともあった。スマートに収納を考えるなら、ホルダ自体をケースに収めて収納するのがいいと思う。そうなると自然に背の部分は厚くなるのかもしれない。

    (男性・30代後半)

取扱説明書用ファイルについて

  • 取扱説明書用のファイルがほしい。1つのポケットにたくさん入れたり説明書が分厚かったりするので普通のクリアポケットでは入れにくい。

    (女性・30代後半)
  • 取扱説明書やカタログ用に、厚手のファイルがあったらいいなと思う。(薄いとよれよれになってしまうため)

    (女性・20代後半・専業主婦)
  • 無印の取扱説明書用のファイルを使用していますが、ポケット入り口の折り返し部分が硬く、出し入れがしにくいように感じています。我が家は割とよく説明書を見返すので、いちいちストレスに感じます。また、厚い説明書は入れづらいです。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • 本当に使いたい取り扱い説明書用のファイルは、仕事用のデスク引き出しの整理ファイルみたいな感じで、横型に上からさくさく収納できて、持ち歩き出来るもの。
    ファイルボックスやそのキャリータイプのような形で、中をうまく仕切って小さい説明書も探しやすく、タグをつけやすいものが欲しいです。
    無印のシンプルさが大好きなので、開発してもらえると嬉しいです。

    (女性・30代前半)

耐久性について

  • 無印の横から入れる形式のファイルを使用していたら、何回も入れ替えるせいなのか、ファイルが切れてしまいました。
    横から入れるのは非常に見やすいのですが、切れやすいという欠点があるので改善を希望します。
    あと、価格がもう少し安ければ。。。

    (男性・30代前半)
  • 頻繁にファイリングした書類を出し入れしていると袋の折り目の部分が破れる事が多いので、そこを改善されると尚良いと思います。
    資料の量が決まらないときにドキュメントファイルが便利で良く使うのですが、蓋の形状上、しまった資料が取り出しにくかったり、見づらかったりするのでその点が改良されないかなあと思っています。

    (男性・30代前半)

自分流にカスタマイズしたいという要望

  • 表紙がクリアポケットになっていて、好きな包装紙などを入れてオリジナルの表紙になるもの。

    (女性・20代後半)
  • 我が家ではどんどん増えていくのと、いろんな使い分けをしているので、目印にできるようなシールがついてるといいかなと思います。★とかマークや番号でいいので。

    (女性・30代後半)

[9]ものは捨てずに取っておく人が多い

ものの整理のタイプですが、役立つもの、思い出のものは、とりあえずとっておくようにしている48%役立つもの、思い出のものは、整理整頓してとっておく35%どんどんたまるので迷ったら捨てるようにしている15%です。
とりあえず取っておく、整理して取っておく合わせて8割強の人がものは捨てずに取っておくタイプです。
当然この中には書類も含まれますので、書類を捨てずに取っておく人が多いことがわかります。

ものの整理のタイプ

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生活雑貨

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