研究テーマ

2007年 アクリル冷水筒

2007年 アクリル冷水筒

タテのものをヨコにしてみる。

家庭での夏の飲み物といえば冷たい麦茶や緑茶ですが、それを冷やすための冷蔵庫のドアポケットが満杯、ということはよくあります。そこで開発したのが、「ヨコにも置ける」冷水筒。飲み物はこぼれるからタテにしまう、という冷蔵庫内の「常識」を破って生まれました。

開発にあたっては、麦茶を仕込むところから冷蔵庫の出し入れまで、一連の動作を観察することからはじめました。流しで水を入れてお茶パックをセットし、フタを閉めて冷蔵庫へ。出来上がったら冷蔵庫から取り出し、コップに注いで、また冷蔵庫へ…こうした動きから、使いやすい冷水筒のカタチが見えてきたのです。

冷蔵庫から取り出しやすく持ち運びしやすく、開け閉めもしやすいよう、フタの持ち手は大きく。中に手を入れてしっかり洗えるよう、口は広く。簡単に取り外しできるよう、水出し用のお茶パック入れはネジ式に。そして、ヨコ置きにしてもこぼれないよう、フタの密閉性を高めてきちっと締まる構造に。
こうしてていねいにつくり上げた冷水筒は、2007年度のグッドデザイン賞を受賞。

さらに現在では、お客様からのご意見を参考に、本体に指の収まるくぼみをつけ、滑りにくく持ち上げやすい形に改良しています。

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アクリル冷水筒 冷水専用約2L
アクリル冷水筒・ドアポケットタイプ 冷水専用約1L