研究テーマ

2001年 持ち運びできるあかり、2002年 体にフィットするソファ

2001年 持ち運びできるあかり、2002年 体にフィットするソファ

お客さまの声を聞く。

無印良品に、こんなものがあったらいいのに。無印良品の、ここを、こうして欲しい──私たちのところには、お客さまのご要望やご意見が数多く寄せられます。それなら、お客さまと一緒に理想のものづくりをしてみよう。そんな考えから、2001年に「モノづくり家具・家電」プロジェクトがスタートしました。

その第1弾は、「ベッドまわりの照明」プロジェクト。どんなあかりが欲しいですか?という問いかけに対して、ネット上で、さまざまなご意見や具体的なアイデアをいただきました。その中からテーマを絞っていくつかのデザイン案をプレゼンテーションし、人気投票の結果、もっとも票の多かったものを商品化することに。完成までの試行錯誤も含めてプロジェクトの進み具合はこと細かに公表し、半年以上のお客さまとのリレーションの末、「持ち運びできるあかり」が誕生しました。
第2弾の「体にフィットするソファ」は、色違い・サイズ違いを合わせると、今でも年間10万個の売り上げを誇るヒット商品になっています。第3弾は「壁棚」(2002年発売)で、2009年発売の「壁に付けられる家具」に進化しました。

こうした「人気投票」という手法の一方では、アンケートなどを通してお客さまとの対話を重ねながらものづくりをすることも始めました。こちらは「ものづくりコミュニティー」へと発展し、マザーズバッグをはじめ、さまざま商品として結実しています。それらをさらに発展させるため、2009年秋には「くらしの良品研究所」が誕生。さらなる良品をめざして、お客さまとのリレーションシップが続いています。