研究テーマ

1981年 フリーカットナイロンスポンジたわし

自分で切る自由。

プロは道具を選びます。目的によって使い分け、気に入ったものがないときは自分に合わせて道具を作り替えます。この知恵を、普段の生活にも生かせないだろうか。そんな発想から生まれたのが、フリーカットのナイロンたわしです。

10×25cmという、細長サイズ。通常なら、この後、規格サイズに合わせて裁断し、個包装した上で店頭に並ぶところです。無印良品では、あえてそれをせずに、使う人自身で用途に合わせてカットしてもらうことにしました。

小さく切ればコップの中が洗えます。細長に切れば、サッシの溝にも入ります。つくる過程での裁断や包装の手間が省けるので、コストダウンにもつながります。

同じ考え方で、その後、フリーカットの仲間が増えていきました。必要な大きさに切って使う「洗たく用棒せっけん」、貼る箇所やキズに合わせてカットできる「フリーサイズ救急絆」、不揃いでもヘチマの大きさそのままの「フリーカットヘチマ」などなど。規格品をそのまま使うのではなく、自分の使い勝手に合わせて替えていく。そんな暮らし方の提案にもなった商品たちです。

いま、フリーカットスポンジたわしは「自由に切って使えるスポンジ」と名前を変えて、お店に並んでいます。