研究テーマ

1989年 アルミ六角ペン、カードケース

1989年 アルミ六角ペン、カードケース

適材適所

軽くて丈夫、曲げやすく押し出し加工もできる、表情に温かみがある━━アルミは、金属らしからぬ性格をもつ素材です。しかも、アルマイト加工の高い技術力をもち電圧も安定している日本では、統一感のあるきれいな仕上げができます。軽く丈夫で美しいアルミ素材は、手に取り持ち運ぶことの多い文房具に適している。そんな思いから、商品化が始まりました。

カードケースは、薄くてもたくさん入れられ、道具として使いやすい簡素な形に。筆記具(シャープペン、ボールペン)は、鉛筆と同じ六角形に。書きやすさの分析から導き出された形ですが、ある雑誌では「まるでオブジェかペーパーウエイトのようだ」とコメントされ、お客さまからは「無塗装のアルミ素材が手に温かい」「シャープなスタイルなのに使い心地はやわらかい」といった声が寄せられました。
その後、アルミの定規、ペンケース、バインダー、クリップボードなどが次々と商品化され、機能的で親しみのあるアルミ文房具シリーズがつくられていきます。

そして2010年、この無印良品アルミ文房具シリーズは、Gマークロングライフデザイン賞に認定されました。

[ネットストア] 文房具 アルミ

無印良品アーカイブ、第2弾が始まります。

2009年11月に始まったアーカイブのコーナーでは、創業時の広告表現から無印良品の一時代を築いた商品の生い立ちを通して、無印良品30年の歩みを約1年間にわたってご紹介してきました。
第2弾としてスタートする今回のアーカイブの主役は、現在販売している商品の中から選ばれた代表的なモノたち。それぞれが生まれた背景をご紹介しながら、無印良品のモノづくりの想いをお伝えしていきます。