研究テーマ

2005年 レトルトカレー

2005年 レトルトカレー

本場の味を、家庭で手軽に。

日本の国民食といわれるカレー。ひとことでカレーといっても、インドからイギリスを経て伝えられ日本で独自の進化を遂げた欧風カレーに加えて、本場インドのスパイスを生かしたカレー、ココナッツミルクを使って独特の味わいに進化したタイカレーなどなど、その中身は多種多様です。

無印良品がレトルトカレーの開発を始めた1990年代、市場に出回っているカレーの多くは、子どもやファミリー向けの味が中心でした。カレーの本場でありながら、インドやタイなどの現地の味がまだあまり知られていなかった時代です。もっと素材や風味、世界各地の伝統などにこだわったカレーがつくれないだろうか。本格的な味を、家庭でもっと手軽に食べられるようなカタチで紹介できないだろうか。そんな想いからスタートしたのが、このカレーシリーズです。

その後、仲間も増えていき、さらなるおいしさを追求して味の見直しをしたのが2005年。例えばバターチキンやキーマといったインドカレーは、現地の味を徹底的に研究し、スパイスからオリジナルの配合にこだわりました。グリーンやマッサマンといったタイカレーは、本場のハーブやココナッツミルクを使用して、より本格的な味わいに。そして日本の家庭の食卓に上ることを考えて、日本のお米に合うように、最後に少しだけ味の調整をして仕上げています。

また、「簡単・便利・おいしい」だけのレトルトならたくさんありますが、健康を二の次にしたくはないと思いました。だから無印良品では、化学調味料・合成着色料・香料は使わずに調理。おいしさと安全にこだわって、日本の高い技術で作り上げました。選ぶ楽しみのある幅広いラインナップで展開するレトルトカレーは、最近ではテレビ番組でも取り上げられ、ファン層が広がっています。

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