研究テーマ

1999年 じぶんでつくる紙管こどもイス

作るところから

再生紙を使った角紙管で作る、組立て式の子どもイスです。
無印良品では、1983年にクラフト紙管を使った組立て家具を発売し、ご好評を得ていました。その経験に新たなデザイナー提案を加えて生まれたのが、このイス。大人に協力してもらいながら、子どもが自分の手で組み立てて作ります。

軽く丈夫でやさしい手触りの角紙管は、子どもが作業するにも、また完成品を使うにも、扱いやすい素材です。商品パッケージを裏返してイスのカバーに活用するなど、ゴミを出さないための工夫もしました。組立てにかかる時間は、小一時間。組立て後は、子どもが自由に絵を描いて「自分だけのイス」に仕上げます。

オリジナルの椅子は、イベントやワークショップで大人気です。全国の保育園や幼稚園、デザイナー参加企画など、たくさんのイベントやワークショップに参加しました。中でも大好評だったのが、東日本大震災の避難所でのワークショップ。2011年から10ヵ所以上を巡回し、子どもたちと「作る楽しみ」を分かち合いました。

イスとしての機能はもちろんですが、子どもにとってそれ以上に大きいのは、作るという体験。親子で一緒に組み立てることで、子どもたちは「発見(リサイクルしよう)」「協力(力を合わせよう)」「創造(イメージをふくらまそう)」「心(大事に使おう)」「記憶(わたしの思い出)」といったことを自然に学んでいくのです。
こうした考えは、その後の「工作絵本」や「じぶんでつくる楽器」「じぶんでつくるお菓子」などのシリーズにもつながっています。

「じぶんでつくる紙管こどもイス」には大と小があり、今年はデスクも復活しました。

[ネットストア]
じぶんでつくる紙管こどもイス・大 完成時:287×290×375mm
じぶんでつくる紙管こどもイス・小 完成時:242×243×300mm
じぶんでつくる紙管こどもデスク 適応身長目安:90-110cm

[YouTube]
無印良品 ワークショップ「おやこでつくる紙管こどもイス」篇