顔の見えるスプレーバラを敬老の日に~サラ編~
敬老の日におすすめの贈りものとしてご紹介している、
栃木県小山市周辺で育てられたスプレーバラを使ったブーケ。
前回の"ドラフトワン"に続いて、今回は"サラ"をご紹介します。
"サラ"は淡いオレンジ色の花びらがぎゅっとつまったスプレーバラ。
おばあちゃんだけでなく、お花が好きなおじいちゃんにもおすすめです。
いちばん最初に"サラ"を育てている生産者さんのハウスに
お伺いしたので、
とてもていねいに、たくさんのことを説明していただきました。
8月はバラにとっては少し暑すぎる気候のため、
あまり出荷はせず、9月以降に品質のよいバラを出荷できるように
株の手入れや、アーチングの作業をしているそうです。
需要が高まる9月から、品質のよいバラを安定して出荷できるように
畝ごとに時期をずらして、枝をたおしていきます。
たおした枝の根元から新しい芽が出てきます。
たおした枝は切ってしまってもよいのでは、
と思ってしまいますが、
その枝が光合成をして、新しい芽に栄養分を送ってくれるのです。
枝もただ倒せばよいという訳ではありません。
余計な栄養分を使わないようにつぼみはすべて取ります。
あまり下を向けすぎると、新しい芽に栄養がいかなくなるので
経験をもとにベストな角度でたおします。
そして、効率よく光合成ができるように
できるだけ重ならないようにたおします。
そして、いちばん大切なことは、折れてしまわないように
導管がつながっているように、ねじるようにたおすこと。
作業スケジュールがあて、それを目安に行っていきますが、
工場に発注するように予定通り、という訳にはいきません。
株それぞれの状態や天候によって、思うように生育しないことも
たびたびです。
それでも、敬老の日にきれいなスプレーバラをお届けできるように
毎日の水や肥料の量、ハウス内の気温、日の当たり具合を調整して
そして、どうしても調整できなかったときのために
前後の時期にずらしたものも用意をしてくれています。
生産者さんの愛情がたっぷりつまったスプレーバラ。
お手入れ書と一緒にお届けしますので、
できるだけ長く楽しんでいただけると、私たちもうれしいです。
Flower MUJI スタッフ M
