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「母の日の花」あじさいの苔玉の産地を訪ねて

2014年04月09日
カテゴリー:母の日の花

2014年の母の日は5月11日。
今年もFlower MUJIでは、「母の日の花」として生産者さんがていねいに育てた
様々な種類のお花をご用意しています。

この時期の恒例となりました「母の日の花」産地レポート。
今年の第一回は、「あじさいの苔玉」をつくっている生産者さんです。

伺ったのは、3月の上旬。
「あじさいの苔玉」になる、あじさいを育てている農場は、
九十九里浜のすぐ近く千葉県山武市にあります。

農場につくと、お花の生産者さんのところでは見かけない
大きなクレーンがついたトラックがありました。

これは木材を運ぶためトラック。

寒い時期にハウス内を暖めるのには、重油を燃料にした暖房を使用することが
多いのですが、ここでは木材を燃やした熱を利用して、ハウス内を暖めています。
その木材を運んできたところでした。

燃やす木材は、間伐材を使用しています。
間伐材とは、植林された森林の木々の生長に伴い、過密状態にならないよう
間引く「間伐」の過程で発生する木材です。

間伐をすることで森林内に日の光が射し込み、地面近くの植物が育ち、
1本1本の木が根をしっかり張れるようになるなど、間伐は健康な森林を
維持するために必要な作業です。
直径が細く、木材としての使用用途が少ない間伐材を、燃料として使用することで、
間伐材の消費につながっています。 

あじさいの様子はどうでしょうか。
ハウスの中をのぞかせてもらいます。

あじさいは寒い冬の間は葉をおとします。
枝だけの状態で冬を越し、あたたかくなると芽を出し、葉をひろげ、花を咲かせます。
伺ったときは、葉を少しずつひろげ始めている時でした。

同じ環境で育てていても、品種によって成長のスピードは異なります。
それをお届け時期にあわせてきれいに咲かせるのはとても技術のいることです。

葉を広げている苗もあれば、

まだ芽がふき始めたばかりの苗も。

この時はまだ成長に差がありますが、お届けする時には、どれもお花が咲くよう
調節しています。

あじさいの苔玉は、卓上にも飾れるコンパクトなつくりが特徴です。
丈を抑えて、お花を咲かせるのは、毎日の細かな観察と、その観察をもとに
水やり、施肥などを調整する技術が必要。
この場所で、苔玉まで仕上げています。

ていねいな仕事がつまった、こだわりの一鉢です。

[ネットストア]
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