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高知県のビオラの産地を訪ねて

2013年10月30日

寒さが強くなってくるこの時期、園芸の世界では寒さに強い春のお花が人気です。
中でも、ビオラは定番で人気の草花。
ヨーロッパに自生する野生種から育種された、スミレ科スミレ属の植物です。

Flower MUJIでは11月限定で、すみれのように極小輪のビオラと、
ビオラとクローバー、アリッサムを寄せ植えにしたもの、2タイプのビオラをご紹介しています。
極小輪のビオラは愛知県で、寄せ植えのビオラやクローバーは高知県で育てられています。

今回は寄せ植えのビオラを育てている、高知県の生産者さんについてご紹介いたします。

高知駅から西へ車で約30分、のどかな田園風景がひろがる場所に農場はあります。
農場近くを流れる用水路には透きとおった水が流れていて、水中でゆれる水草がとても美しい
のが印象的です。

ビオラは種から育てています。
7月下旬~8月上旬頃に種を蒔き、3、4ヶ月程で出荷になります。
画像は10月中旬の様子です。
まだまだ株は小さいですが、花があがってきているものも多く見られます。

ビオラの農場をぐるっと見まわすと、色も形も様々な、たくさんの品種があることに気づきます。

年間通じて、草花系の植物を育てている生産者さんですが、
一方ではビオラの育種家として有名な方。毎年、素敵な品種を作出されています。

もともとは生姜やピーマンなどの野菜をつくっていた生産者さん。
地元のお祭りで販売するためにパンジーをつくったことがきっかけで、パンジー、ビオラの
生産をしながら、育種をはじめたとのこと。
育種については、他の育種家とも情報交換しながら、独学で勉強をされたそうです。

鮮やかなで派手なイメージの色が多いビオラですが、ここの生産者さんがつくる
オリジナルの品種の花は、やわらかな雰囲気のものが多いのが特徴です。
パステル系や、中間的な彩度の色であったり、紫など濃い色はぼかしが入っていたり、
花の形が丸いなど、花全体でやわらかな雰囲気をつくりあげています。

ひとつひとつの品種から物語が生まれそうな、他にない個性があり、
生産者さんのビオラに対する愛情を感じられます。
今回はたくさんのオリジナル品種の中から、オススメを選んでいただきました。

ビオラと一緒に寄せ植えしている、クローバーとアリッサムもこちらの生産者さんが育てたもの。
ビオラだけではなく、クローバーも育種しています。
クローバーというと緑の三つ葉、というイメージですが、こちらで育てているのは、
シックなワインレッド色の葉や黒葉の品種や、五つ葉の品種などとても個性的です。

大きなお庭に植えて楽しむというよりは、鉢に寄せ植えすることを想像して育種されています。
やわらかな雰囲気の品種が多いのも、他の植物とあわせやすいため。

組み合わせると、それぞれがうまく引き立てあい、単品で感じる以上の魅力を発揮してくれます。

冬の間の花数は少ないですが、春をむかえるとたくさんの花をいっぱいに咲かせてくれるビオラ。
生産者さんのこだわりの品種を、寄せ植えにして産地直送でお届けいたします。
冬から春にかけて、ベランダや玄関の彩りとしておすすめの一鉢です。

[ネットストア]
【ネット限定】11月限定 季節の寄せ植え ビオラ 紫
【ネット限定】11月限定 季節の寄せ植え ビオラ ピンク×白
【ネット限定】11月限定 季節の寄せ植え ビオラ イエロー×ブラウン
【ネット限定】11月限定 季節の寄せ植え ビオラ 白

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