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長く楽しめるトルコキキョウをお客様のために

2013年06月05日

フリルのような花びらの、はなやかなお花が人気のトルコキキョウ。
Flower MUJI で6月限定でご紹介しているのは
福島県会津で育てられた、生命力あふれる、長くお楽しみいただけるトルコキキョウです。

母の日の忙しさがひと段落した5月中旬、福島県会津の産地を訪ねて
保ちのよいトルコキキョウの秘密を伺ってきました。

トルコキキョウは1本にたくさんのつぼみをつけますが、
採花後に咲かせるのが難しい、小さなつぼみは整理をして出荷をしています。

小さなつぼみを整理するのは、長くお楽しみいただくためです。
植物は、お花を咲かせるときにとてもパワーを使うので、
採花後に余計なパワーを使ってしまわないように整理をしています。

ある程度、ふくらんだつぼみは残しています。
それは見栄えのためだけでなく、お客様の元で開く過程も見ていただき、
長く楽しんでいただきたいから。

開いたお花は市場の人と、お花屋さんのために、
つぼみはお客様のために、という生産者さんの言葉が印象的でした。

お伺いした日は気持ちよく晴れて、ハウスの中も暑いくらいでした。
この時期になると、昼間はハウスの暖房は使用していませんが、
夜間は暖房を使用しているそうです。

この時期の夜間の気温は18度くらい。
そのくらいの温度があれば、お花は咲くのですが、
生産者さん曰く、咲いたお花と、開いたお花の違い、のために
費用はかかりますが、暖房を使用して、夜間の気温を22度くらいに保っています。

22度の適温で、勢いよく咲いたお花と、
寒い中、ようやく開いたお花は違うとのこと。
何となく、わかる気がします。

ハウスの中のお花は、ぴんと上を向いて、竹のようにしなやかです。
ちょっとくらい強く揺らしても、花首が折れてしまうことはありません。

それは、根っこからしっかりと育てているから。

植物の基本は根っこ。
根っこをしっかり育てることで、保ちのよいお花が育ちます。

トルコキキョウの足元の土を少し掘ってみると、たくさんのきれいな根っこが生えていました。
土はかなり乾燥していますが、根っこが土の深くまで伸びているので
枯れてしまうことはありません。

定期的に水はあげていますが、あげすぎは禁物。
水をあげると地温が下がり、根が弱ってしまうそうです。
逆に水をあげないことで、根が水を求めて、下に向けて伸びていきます。

1本抜いてみると、このとおり。
この根っこが、保ちのよいトルコキキョウの秘密です。

これからさらに暑くなっても、ここのトルコキキョウはお花が下を向いてしまうことはありません。

その理由のひとつは根っこ。
そして、もうひとつの理由が、葉の色。

他のトルコキキョウよりも白っぽい緑色をしています。
この白さが、暑さから守ってくれているのです。

メインのお花ばかりを大切に育ててしまいがちですが、
葉や根っこのことも考えて育てることが、保ちのよいお花のためには大切なんですね。

ここのトルコキキョウの良さは、保ちがいいことだけではありません。
色もとてもきれいです。

きれいな色に育てるために、お花の日焼けには気を付けています。
陽射しが強い日は、遮光をしたり、
特に焼けやすい色の品種は、日照時間が少ない場所に植えたり、
根っことは逆に、箱入り娘に育てています。

ハウスの中では、時期によっては1メートル近くに育つこともあるトルコキキョウ。

種苗会社から新品種の試作を頼まれることもある、こちらの生産者さんは
苗ではなく、種から育てています。

芽が出たばかりのトルコキキョウは、よく見ないとわからないほどの小ささ。
こんなに小さな芽が、大きくなって、たくさんのつぼみをつけて
きれいな花を咲かせるんですね。

うちの花は保つよ、と自信をもってすすめてくれる生産者さんの育てるトルコキキョウ。
実際に飾って、保ちのよさを実感してみてください。

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