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沖縄で育った観葉植物

2013年06月26日

沖縄は亜熱帯気候に属し、年間平均気温が20度を超えます。そのため生育している植物も、トロピカルなものが多いです。精霊が宿ると言われるガジュマルの樹なども街路樹に使われていたりします。

写真はゲットウ(月桃)の花。沖縄ではゲットウの葉に肉や魚を包んで蒸し焼きなどに使うようです。オレンジ色に熟した実は切花でも出回り、12月ごろになると花屋で見かけることもあります。

沖縄は観葉植物の一大産地で、沖縄で育った植物たちが日本各地に流通していきます。

南国沖縄で観葉植物を生産している農家を尋ねてきました。

沖縄は冬でもそんなに寒くはありませんので、観葉植物の栽培も屋外です。
畑に植えて根をしっかりと伸ばし、太陽の光を十分にあてて、すくすくと野性味たっぷりに成長させ、体力を蓄えていきます。

立派に成長したら地面から掘りおこし、流通させるためにプラスチックの鉢に入れていきます。折角成長した根ですが、鉢に収まるように切断をします。大きな樹の場合は電ノコなどを使って、切り落としていきます。

南国の太陽の光を十分にあてて、しっかりと体力を蓄えているからこそ、思い切った根切りにも耐えられるのです。

切り落とした後は、根の発育を促進する薬剤と殺菌剤に根を漬けてから、鉢の中に植えていきます。

鉢に植えた後は、ハウスの中に取り入れて、台風や夏の強すぎる直射日光から守り、出荷できる状態にまで仕立てていきます。
また、いくら沖縄が温暖な気候だといっても、やはり冬の間はハウスの中の方が暖かく、根や葉を落として一時的に体力が落ちている植物にとっては過しやすい環境となります。

画像では、全く葉っぱが無くなっています。
根をカットすると、水を吸い上げる能力が落ちてしまうので、負担を減らすために、植物の種類によっては葉を落とします。そうして、新しいきれいな葉を生やして樹形なども改めて整えていきます。

葉が十分な程度まで復活するのに要する期間は、3ヶ月~半年程度とのことです。

ハウスの中で養生したあとの植物です。
鉢から取り出すと、根がしっかりと成長していて、もう出荷してもよい頃です。

市販のグリーンでも、根がつく前に出荷されてグラグラしているものを見かけることがありますが、こちらの農場ではこのようにしっかりと根付かせます。

沖縄で見つけてきた観葉植物はFlowerMUJIで販売をしています。
これからも生産者さんのこだわりの植物を探して、取り上げていきます。

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