MUJIキャラバン

天然水

2012年08月10日

顔を洗う、コーヒーを飲む、食事を作る、入浴する…。
「水」は私たちの日々の生活において欠かせない存在です。

人体の約60%を占める水は
人間が生きていくうえでも必要不可欠。

良質な水を求める人も増えてきている昨今ですが、
水には一体、どんな種類のものがあるかご存じですか?

まず、よく聞くのは「硬水」「軟水」というくくり。

これは、水分中に含まれるカルシウム・マグネシウムの量によるもので、
多いと硬水、少ないと軟水となります。

ヨーロッパや中国では、
地中のミネラル分が多く水に溶け込んだ硬水が多く、
味も引き締まった印象を受けます。

日本やアメリカ、同じ島国のイギリスなどでは、
地中のミネラル分の影響が少ないため、軟水が多く、
口当たりもまろやかです。

水質基準が厳しく、高度処理技術の進む日本では、
世界でも珍しく、水道水が飲用可能です。

ただ、バクテリアの発生を防ぐために微量の塩素を含んでいます。
よく「カルキ臭い」といわれる原因はこれです。

一方で、ミネラルウォーターとは、
地下水を原料とし、飲料用に適した水のこと。

その中にも、以下のような種類があるようです。

「ナチュラルウォーター」
特定の水源から採水された地下水を原水とし、
ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をしていないもの。

「ナチュラルミネラルウォーター」
ミネラルが融解した地下水を原水とし、
ろ過、沈殿、加熱殺菌以外の処理をしていないもの。

「ミネラルウォーター」
ナチュラルミネラルウォーターと同じ原水を使い、
品質を安定させる目的のためにろ過、沈殿、加熱殺菌のほか、
オゾン殺菌、赤外線殺菌、ミネラル分解調整、ブレンド等を行ったもの

こうして見ていくと、天然水・自然水と呼べるのは、
「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」のようです。

その原水の種類も、
「湧水」「鉱水」「鉱泉水」「温泉水」「伏流水」「井戸水」と様々。

欧米でミネラルウォーターというと、
よく炭酸入りのものが出てくることがありますが、
これは原水にもともと、炭酸が含まれているためです。

水の世界は、実に奥が深いですね…。

こうした数ある水の中でも、
日本で初めて非加熱水の申請をしたおいしい水が、
岩手県釜石市にあると聞きつけ、行ってきました。

お邪魔した先は、「釜石鉱山」。
安政4年から155年の歴史を持つ鉱山です。

現在は鉱石の採掘から、鉱泉水の採取へと、
その役割を移行しました。

その昔、坑夫たちが、鉱山内部に湧き出る水を
「二日酔いに効く」として飲み続けていたことが、
鉱泉水の採取のきっかけだったようです。

トロッコ列車に乗って、鉱山内部へとご案内いただくと、

そこは、かつての鉱石採掘の現場。

まるで映画の中にいるような鉱山内の至る所から
豊富な水が湧き出ていました。

一口頂くと…、

ほのかな甘みと、なめらかな喉越し…。
やさしい潤いを取り入れている感覚です。

この鉱山内に湧き出る水は軟水の「鉱泉水」。
ナチュラルミネラルウォーターの類です。

真上にそびえる標高1147mの大峰山に降り注いだ雨水や雪解け水が
磁鉄鉱床をはじめ石灰岩、花崗岩など様々な厚い岩盤を
何十年もの時間をかけて岩盤を通過し、湧き出てきたと推測されるよう。

まさに天然の巨大ろ過装置を通ってきた水ですね。

このような地質・採水環境は、世界でも珍しいようです。

この水をパイプで直接、3km離れた鉱山外の工場へと流し込み、
0.1ミクロンのフィルターによるろ過除菌のみ実施してボトリング。

「仙人秘水」と呼ばれる奇跡の水の誕生です。

非加熱でも出荷できるミネラルウォーターは、
日本でも2番目に厚生省の認可を受けました。

pH値も8.8と涙などの生体水に近く、
とても体にやさしい水といえるのではないでしょうか。

仙人秘水は、料亭や厳選した水を飲んでいる人に
愛用いただいているそうですが、
実は、この水を使って生まれたのが、
無印良品の化粧水シリーズなんです。

無印良品ではこの「仙人秘水」という
煮沸や殺菌の必要のないピュアな天然水を
スキンケアの原料として贅沢に使用しています。

飲んでおいしい水で肌に潤いを与える…
なんて贅沢なのでしょう。

これまで訪れた無印良品の店舗でも
"人気商品"としてたびたび紹介を受けましたが、
確かに使ってみると、肌にやさしくしっとりとうるおう感じ。
そして何よりお手軽価格でバシャバシャ使えるのがいいですよね!

今回、使用されている「仙人秘水」について知り、
この化粧水の人気の秘密を
改めて知ることになりました。

夏のお供に♪

無印良品 盛岡フェザン店にお邪魔しました。

盛岡のお気に入りをスタッフに伺うと、
「いしがきミュージックフェスティバル」
をご紹介いただきました。

これは、毎年盛岡市街で9月に行われる無料野外フェスで、
岩手県内在住のアーティストから一般募集された
ミュージシャンが出演し、
ゲストには全国区で活躍するアーティストも参加するそう。

地元の高校生バンドが出演していたり、
お客様の年齢層も様々で
地域に根ざした音楽祭だそうです♪

ちなみに今年は6回目の開催で、9月23日(日)に行われます。

さて、音楽フェスやアウトドアイベントが目白押しのこの時期、
盛岡フェザン店で人気なのがコレ。

汗ふきシート

ひんやりしていて、汗のベタつきを解消してくれます。
パウダーが配合されていないので
サラサラ感はあまりありませんが、
白くなる心配がないのでいいですね。

男性にはこちらも☆

オーガニックリフレッシュミスト

夏の汗によるベタつきが気になる時に肌に直接スプレーすることで、
さらっとした使用感と、すっきりとしたハーブの自然な香りが
気分をリフレッシュさせてくれます。

ここでも釜石鉱山の天然水が使われていました。

  • プロフィール MUJIキャラバン隊
    長谷川浩史・梨紗
    世界一周の旅をした経験をもつ夫婦が、今度は日本一周の旅に出ました。
    www.cool-boom.jp
    kurashisa.co.jp

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