連載ブログ 富士山麓通信

梅酒の仕込み

2011年06月15日

今年は、いつになく早い梅雨入りでした。「梅雨とは梅の実が熟するころに降る雨」と言うとおり、この時季、みずみずしい青梅が出回ります。注文していた梅が届いたので、早速、梅酒を仕込みました。

「仕込み」などと、ご大層に言ってみたものの、つくり方はいたって簡単。よく洗ってヘタをとった梅と氷砂糖、ホワイトリカーをガラス容器に入れて、おしまい。あとは、「時間に任せる」だけです。もっとも、ファストフードに慣れた現代人には、ここが苦手なところかもしれません。

標準的なレシピは、梅1kgに対して、氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8リットル。私はホワイトリカーの半量をブランデーにします。

  • 洗って、水気を拭き取ります。
  • 楊枝で、ヘタをとります。手間のかかるのは、唯一、この段階だけ。
  • 青梅と氷砂糖を入れた容器に、ホワイトリカー(ブランデー)を注ぎ入れて完了。3ヶ月後くらいから飲めるようになりますが、時間をかけて熟成するほど、濃厚な味わいに。
  • こちらは、ホワイトリカーで漬けた5年もの。「時」に熟成されて、色も香りも古酒のような味わいです。
  • 真夏には、氷を浮かべて飲むとスッキリ。

梅酒に始まり、夏には森の中の桑の実を使う「桑の実酒」、秋には「花梨酒」と、年に何回か果実酒作りを楽しみます。続きは、また、その季節に。

  • プロフィール くらしの良品研究所所員
    M.Tさん

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