クレマチスの冬のすがたは・・・
まだまだ寒かった2月中旬、
茨城県のクレマチスの産地を訪ねてきました。
目的のひとつは撮影用に準備していただいている
お花の様子を見ること。
たくさんあるハウスのうち、ひとつだけ
まるで夏の夕方のような雰囲気。
まだ、お昼過ぎですが、太陽代わりのライトがついて
湿度も高く、コートを脱がずにはいられない環境です。
翌週に撮影を控えて、すでにお花が咲き始めています。
やっぱり、実物はきれいですね!
11月頃から、このハウスに入れて
朝の6時から、夜の9時、10時まで太陽代わりのライトをつけて
育てたものです。
お花も、人も、なかなか大変です。
でも、そのおかげで、リーフレットやサイトを通して
花本来の魅力をお伝えすることができるのです。
感謝です
そして、実際に母の日にお届けをするクレマチスは、というと
まだまだ、完成には程遠い状態。
屋根もない露地に、枯葉がついたまま並べられています。
ほんとに母の日にきれいなお花が咲くのかな?
という感じです。
ほったらかしてある訳ではありません。
この時期に、しっかりと寒さにあてることが
きれいな花を咲かせるために必要だから、です。
ただの枯れた鉢のように見えますが、
よく見ると、小さな芽が出ています。
近くのハウスでは、2013年に出荷予定の小さなクレマチスが
こちらも茶色く枯れた状態ですが、
鉢の中には、ちゃんと根っこが育っています。
今年の春は、つぼみがついても取ってしまいます。
なぜなら、2013年の春にきれいな花を咲かせるために株に余計な負担をかけないため。
クレマチスは、出荷までに約18~20ヶ月かかります。
それまでのたくさんの手間が実を結ぶのが、母の日なんですね。
あと約2ヶ月半。
楽しみですね。
Flower MUJI スタッフ M
