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産地に行ってきました~南房総市のひまわり②~

2012年07月11日

土と水と肥料にこだわって、スパルタ方式で丈夫に育った
南房総市のひまわり。

今回は、収穫後の処理についてです。

保ちのよさが自慢のひまわりですが、
そのためには育て方ももちろんのこと、
収穫後の処理もとても大切。

収穫は朝の6時から始まります。

処理の仕方によって、その後の保ちが変わってきます。

ハウスから採ってきたら、すぐに冷蔵庫の中で水あげをします。
冷蔵庫の中で水あげをすると、シャキッとして
その後の処理の作業性もあがるそうです。

それでも冷蔵庫の中に入れっ放しもダメ。
冷蔵庫の中は湿度が高いため、花にシミができる原因になることもあるので
水あげが終わったら、冷蔵庫から出して、次の処理に移ります。

作業場は、とても風通しのよいところ。

それでも湿気が多くなってしまうときは、
扇風機をまわして、湿気を飛ばしています。

お店に並ぶひまわりは、葉は上の方しか付いていませんが、
収穫したばかりのひまわりは、新鮮そうな葉がたくさん。

葉を取ってしまうのはもったいない感じがしますが、
手作業で、すばやく落としていきます。

葉をきれいに整理したら、花同士がぶつかって
花びらが傷付かないように、ま~るく結束します。

この作業もすべて手作業で行われます。
職人技ですね。

もうひとつびっくりしたのが、意外とつぼみが固い状態で
収穫されていること。

咲かずに終わってしまうことはないのか、心配しましたが、
ちゃんときれいに開くそうです。

お客様の元にきれいな状態で届いて、なおかつ長く保つように
タイミングを計算して収穫されているんですね。

最後に、茎を切りそろえます。

茎を切りそろえる機械は「6号」くん。
見るからに新しく、切れ味よさそうです。

お花を切るときは、切れ味のよい道具でスパッと切ることが大切。
導管がつぶれないので、水をたくさん吸い上げることができて
保ちがよくなります。

お家で切るときも同じ。
切れ味のよいハサミやナイフを使ってください。

そして、最後に水の入った輸送用のバケツに入れます。

当たり前のことのようですが、
市場からお花屋さんまでは、水につけずに輸送する場合は
意外と多いのです。

市場への輸送を待つ間も、湿度が高くなりすぎないように
注意をして管理をしています。

愛情をもって厳しく育てて、愛情をもってていねいに出荷をしている産地さんです。

南房総市のひまわり、飾ってみませんか。

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