研究テーマ

[5]こどもの遊び場所と勉強の場所

続いて、お子さんがいつもどこで遊んでいるのか、お聞きしたところ、リビングで遊んでいるという答えが95%と高い結果になりました。そのほとんどが安全面などの理由から「目の届くところで遊ばせたい」というご意見でした。

しかしその反面、みんなが使う共有スペースであるリビングに、次から次へおもちゃを出して散らかってしまうことが難点のようです。
また、こどもの成長に従いおもちゃの数が増え収納スペースが間に合わないことや、お友達も増えて遊びに来るようになると、ますます片付けも進まなくて困っている、という声も伺えました。
あるお母さんからは、「部屋いっぱいにおもちゃを広げて遊ぶこともまた遊びのひとつのようなので、一日の終わりに片付けばよいことにしました」というご意見もありました。

こどもは主にどこで遊んでいるか

みなさんからのご意見(遊んでいる場所について)

  • どんどん出して、しまわずにまた出して、片付けなさいというと、蓋がしまらなくても平気でむりやりふたをしている(ななめだったりしても)次々と増えてくものばかり。
    かといって、飽きっぽく次のものを集め始める。こう記すとただこどもに辛抱がないように聞こえるかもしれないが、周りの友達と一緒の遊びをするのにはある程度の流行を追うことも必要で、そのバランスが難しい。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • 小学生なので、昼間に室内にいる時はほとんどリビングかダイニングで過ごしている。お友達も、私の目の届くようにリビングで遊んでもらっている。
    室内では、ゲームをする事が多いので、小さい時のように散らからなくなったが、取り出しやすいように並べている玩具などは、みんなが触りたがるので、こどもがよく友達に怒っている。自分にとっては取り出しやすくてよいのだが、遊びに来たこどもにとっても障りやすいというのが難点です。

    (女性・40代前半・専業主婦)
  • 遊んだ後の片づけがなかなかできない。外で遊びたいのに公園などがあまり近くなく家の中でボール遊びなどをしてしまう。

    (女性・40代後半・共働き)
  • 積み木は作るよりも崩すときのほうが好きらしい。しかもボールなどをぶつけて崩すので、アパートとかなら階下への音が気になるのでは。軽い積み木があれは良いのにと思う。以前アパートに住んでいた時は音が気になるので、ソフトブロックを多用。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • 私は、おもちゃはこども部屋へ、リビングには絵本以外のおもちゃ関係は置きたくないのでそのように収納しています。しかし、こどもは親のいるところで遊びたいのか、こども部屋のおもちゃボックスへしまっているおもちゃではたまにしか遊ばず、リビングで遊んでいることが多いです。できるだけ、こどもが手に取りやすい収納をしたいのですが、なかなか背が低くて収納しやすく、出し入れが簡単な収納家具がみつかりません。

    (女性・30代前半・専業主婦)

勉強する場所についても、こども部屋よりリビングが圧倒的に多く、幼くてまだ勉強はしていないという子も約4割いますが、ダイニングテーブルやローテーブルを使っている子が全体の約6割います。
こども部屋でこども用勉強机を使っている子は全体の約4分の1という結果になりました。

こどもはどこで勉強しているのか

どんな家具で勉強しているか

みなさんからのご意見(勉強している場所について)

  • 常に姿が見えるようにしている。鉛筆が止まっていたら、わからないのかな? とかすらすらと問題が解けているなど様子がわかるので、リビングダイニングに机を置いて正解でした。

    (女性・40代後半・専業主婦)
  • キッチンがリビングに対して対向式になっているので、そこに向けてテーブルを置いて、私がキッチンで作業中でもこどもが見えるようにしている。中学校くらいまでは、こども部屋ではなく、リビングで勉強などをやらせるつもりです。

    (女性・40代後半・共働き)
  • こども達もまだ低学年なので、親と一緒の時間が多く、リビングで勉強を済ませてしまうので、リビングに学習用品を置ける家具を購入し、自分達で準備したり片付けたりできるようにした。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • 勉強机は分からない場合に、すぐ聞きに行けない...ところがあるようで私達がいるリビングでしています。勉強が出来るような環境にはしていますがテレビもついてるので気が散るようです。
    気が散ってる事に気付いたときは全ての娯楽!?を消して私達も一緒に勉強するようにしています。

    (女性・30代後半・共働き)