研究テーマ

[3]収納に困っているこども用品と収納の工夫

収納に困っているのは、屋内用のおもちゃがもっとも高く約47%。量が多く場所を取る上に、大きさ形状がばらばらで収納しにくく、こどもが集めているものなど、勝手に処分できないのも悩みです。

こども用品の収納がうまくいかない理由について、ご意見を沢山いただきました。
どんどん増えてしまうこども用品に悩みは尽きないようですが、収納の基本は、こどもの場合も同じ。
こども目線で出しやすくしまいやすくがポイントのようです。

また、こども用品の収納で工夫をしている方には、どんな工夫を行っているのかお聞きしました。
家具はこども専用でなくても、かわいいシールを張ったり、ピンクの布を引いたりして、こどもの場所がわかりやすいような工夫をしている人もいます。
こどもが出したりしまったりできるように棚の位置やサイズを調整したり、場所を決めてあげることも大切でしょう。

収納に困っているこども用品

みなさんからのご意見(困っていること)

  • おもちゃや本は、どんどん増えてしまい収納しきれない。またサイズもまちまちなので、適当な収納家具を見つけるのが大変。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • 時期なのでプールや水遊び道具を出していますが、狭いハイツなので、玄関先にも収納できず、結局室内にその都度入れています。
    また外の玄関先には、乗用玩具、三輪車、ボールなどが置いてありますが、これもお隣に邪魔になっていないか、やっぱり心配です。駐車場におけるスペースがありますが、雨ざらしになりますし、ほかのお子さんや(特に大きな子にも)勝手に使用されてしまうので、避けています。
    幼稚園に入り、毎月の絵本や参考図書が増えました。これからも増えるとは思いますが本棚がないので、今のところ手製の棚で賄っています。同じように、鞄それから自転車のヘルメット(これはなかなか場所を取ります。)もいまのところフックをホームセンターで買ってきて、自分たちで片付けられるようにしています。
    2年後には入園・入学となるので、一気にものが増えそうで、今から頭を悩ませています。

    (女性・30代前半・共働き)
  • 保育園で定期的に配られる本が、徐々に増えて収納しきれなくなりつつある。

    (男性・30代後半・共働き)
  • おもちゃ:細かいものが多く、一緒にまとめると探すのが大変だし、分けるとしまうのが大変。
    本:大型から持ち歩きようの小さいものまでサイズがいろいろで、一つの本棚ではうまく収納できない。
    こども服:どんどん数が増え、収納場所が足りなくなる。
    靴:下の子用にとってある&主人の靴が場所をとるため、玄関に収納しきれない。

    (女性・30代後半・専業主婦)

みなさんからのご意見(工夫していること)

  • こどもが片付けしやすいように引き出しにはシールでしまうものを明記している大きい引きだしやかごを使っている。

    (女性・30代前半・共働き)
  • こどもが自分で片づけやすいようにしている。(手の届く範囲、出し入れしやすい収納など。)
    収納する場所を決める時にこどもにも考えさせて一緒に決めている。
    こどもが混乱するので、1度収納場所を決めたらコロコロ変えない。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • こども用の絵本→無印良品のA4ファイルボックスにジャンルごとに入れて棚に入れている。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • 3人いるのでそれぞれのイニシャルを入れたり、基本的にきっちり場所決めをしています。

    (女性・30代後半・専業主婦)
  • インテリアになじむようにあまりおこちゃまっぽくないデザインのもので、かつ、安全なものを選ぶようにしている。こどもが自分で片付けられるように、分類がなるべく複雑にならないようにしている。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • うちは二人とも女の子なので、かわいい収納箱がお好みのようだった。ポリの箱を使っていたので、どこかちょっとかわいいテープなどで区別ができるようにした。

    (女性・40代後半・共働き)
  • おもちゃはこどもが4歳と2歳なので、ポンポンと取りやすく、自分で片付けやすいように、蓋のないものに収納している。お客様が来たときは、簡単にしまえるよう、押入れにスペースを空けている。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • おもちゃは常に出しっぱなしにせず、年齢に合わせたもののみ使えるようにしています。
    ベビーの頃のものを出しておくと壊すだけなので。
    あと、サイクルがあるので、今はまっているもの以外を一時的に隠します。そして子どもがそれに飽きた頃に再び出しておくと、思い出したようにまたそれで遊んでくれる。
    すべて出しっぱなしにすると意外とすぐにあきて遊ばなくなっちゃうから、既存の物も目に見えるようにしたり隠したりすることで新鮮さを確保。意外とサイクルがあって面白い。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • おもちゃ箱に入りきらなくなったら、いるいらないの整理をこどもと一緒にするようにしている。

    (女性・30代前半・専業主婦)
  • こどもはいずれ大きくなるので、こども専用の家具は、できるだけ買わずに過ごしている。どうしても必要なもの(こども用の食事椅子や、こどもが自分で出し入れし易い洋服入れなど)は、できるだけ安いものを使っている。
    こどもが自分のことを自分でできるように、本や服やおもちゃなど、こどもの所有物の収納は、サイズ(自分で届くか)重さ(引き出しなどは、重すぎないか)、場所(取り出す・しまうがしにくくないか)などを考えている。
    収納家具などのデザインは、できるだけシンプルにしている。なぜなら、こどもの物は、それだけでもかなりカラフルなので。それに、シンプルな方が、飽きにくい。色を使うときは、取り換えがきく場所にする(家具をピンクにするのではなく、家具の上にひく布をピンクにする、など)。

    (女性・30代前半・専業主婦)