研究テーマ

いつものもしも

プロジェクト いつものもしも

※2011年1月より「良品と防災」という名称で取り組んできたプロジェクト名を「いつものもしも」に変更しました

プロジェクト始動

先日2011年1月17日、阪神淡路大震災からちょうど16年が経過したその日に、活動レポートを掲載しました。
ニュージーランドで起きた地震のニュースは、いつ起きるか分からない、自然災害の恐ろしさを私たちに再認識させました。
これから、みなさんと一緒に地震災害への備えについて考えていきたいと思います。
いよいよ「良品と防災」プロジェクトが始まります。
[活動レポート]いつものもしも ―防災についてのプロジェクト再開―

プロジェクトのアイコン

今回のプロジェクトはこの考えを基に進行していきます。
防災とは、いわば災害に備える事です。備える事は、「物」「知識」「スキル」の大きく3つに分ける事ができます。

「知識」について

知識や知恵を憶え、災害に備える事についてです。
プロジェクトの始めは、学ぶ事から始めます。一月にプロジェクトをスタートし、様々な施設や、人を尋ねリサーチを行っています。
被災された方の中で、震災の恐怖を風化させまいと「語り部」として自らの震災体験を多くの人に伝えるボランティアの方、阪神淡路大震災の記念館である神戸の「人と防災未来センター」、首都直下地震等の大規模な災害発生時に、防災拠点として機能する、東京臨海広域防災公園などをこれまでに訪ねました。防災のネットワークを構築し連携をして、みなさんにも私たちが得た知識や知恵を共有できるレポートを更新していきます。

「物」について

日常でも、災害時でも、生活の心強い味方になる、「防災日用品」としてのわけを持った商品を選定します。また、新たな防災日用品や、防災マニュアルの開発を行います。

「スキル」について

震災時に生き抜くため、もしくは震災にあってしまった時の被害を減らすための有効な技を憶え、備える事です。震災直後72時間は、救援物資等が避難所に届かずに自力生活を強いられるそうです。
普段、アウトドア等に親しんでいる人は被災時にそのスキルを発揮し、困難を乗り切る事が出来るのではないでしょうか。防災訓練と言われると、やらされ感があり退屈に感じますが、私たちは家族や友人とキャンプを楽しみながら、防災のスキルを身につける事が出来る全く新しいプログラムを考えます。

スケジュール

2011年1月~5月を学習期間とします。リサーチ、アンケート、勉強会等を重ね、それをWEBで報告していく事でみなさんと共に防災に対しての理解を深めていきます。
そして学習期間を経て、2011年6月~9月を実施期間とします。
2011年6月の社内展示会ではプロジェクトの紹介、新商品開発を始めとした企画のプレゼンテーションを行います。 関東大震災が起こった、9月1日の防災の日に、通過点として、プロジェクトの成果展示を行います。
完成した製品やマニュアルの開発プロセス、学習期間に培った知識や知恵等を編集し展示します。
活動報告を通じて、災害に備える事の大切さを伝えたいと思います。

コラボレーション

プロジェクトのアドバイザーとしてNPO 法人プラス・アーツに協力を頂いております。
防災という難しいテーマの重要性を、多くの人に伝えるべく、既存のシステムやマニュアルに頼らず、独自でやり方を試行錯誤し、実践していく姿勢に共感します。プラス・アーツの防災への取り組みは日本に止まらず、独自で開発した子供のための防災訓練が世界各国に普及しています。

また、プロジェクトを進めていく中で、様々な方々とコラボレーションを積極的に行っていきたいと考えております。

※2011年1月より「良品と防災」という名称で取り組んできたプロジェクト名を「いつものもしも」に変更しました