研究テーマ

プロジェクト 定番スニーカー見直し

コットン生地を使ったスニーカーは、時代とともに少しずつ形を変えながらも、無印良品の定番としてずっと続いてきた、十数年来のロングセラー商品のひとつです。
しかし、ここ数年は度重なるデザイン変更や仕様変更を行なってきたことで、だんだん「定番」と呼べる商品ではなくなってきてしまっているのではないか?という気持ちが、開発者として心の片隅にずっと引っかかっていました。

そのため、長年お客様に支持いただいてきたロングセラー商品であるスニーカーをもう一度ゼロから見直し、「無印良品の定番」と自信をもっていえる商品にしたい、またこれからもずっとお客様から「定番」として使い続けていただけるような商品にしたいと考え、今回、定番品を見直すプロジェクトの一つとして、スニーカーの改良プロジェクトを始めることにしました。

まずプロジェクトをはじめるにあたり、今の商品がお客様にどんな風に使われていて、どんな特長があるのか、もう一度プロジェクトメンバーで意見を出し合ってみました。

今の商品ってどんな特長があるの?
○デザインはベーシック。特長がないのが特長
○服を選ばない・合わせやすい
○スポーツシューズのような特定の用途のための靴ではない
○気取らずに気軽に履ける
○価格が安いので履き潰しても惜しくない
お客様はどんなシーンで使っているの?
○休日の買い物、レジャー、散歩
○飲食店のスタッフの方がはいているのを見かけたことがある
○実は無印の店舗スタッフがよく履いている

今の商品の特徴や用途を踏まえて、今使ってくださっているお客様が支持して下さっている理由を損ねることなく、さらに良くなったと言っていただける商品をつくりたい。そんな想いで、以下のように開発コンセプトを決めました。

□疲れにくく、歩きやすい
「今日は歩くぞ」という日や、立仕事している人に履いてもらえる、履き心地と実用性
□普段履きにできる価格
□どんな服に合わせやすいベーシックなデザイン

特に疲れにくく、歩きやすいという、履き心地や実用性は感覚的なものなので、なかなか比較が出来ません。
まずこの疲れにくく、歩きやすいを実現するために具体的にどうしたらよいか検討をはじめました。