研究テーマ

2011年、ピンクリボン運動への取り組み

ピンクリボン運動をご存知ですか?ピンクリボン運動は1980年代に米国で始まりました。早期治療で助かる確率が高いといわれる乳がんの早期発見・適切な治療の重要性を啓蒙するこの運動は、ピンクのリボンがシンボルになって、欧米を中心に世界中に広まりました。現在、米国では女性の8人に1人が乳がんに罹っているといわれますが、ピンクリボンの普及により、乳がん検診受診率は70%を超え、死亡率の低下に寄与しています。一方、日本の検診受診率は20%程度にとどまっています。「仕事や家庭で活躍する女性に健康な毎日を送っていただくために、乳がん検診をおススメしたい」と無印良品は考えています。

無印良品は毎年3月~8月に発売する主力商品であるカップ入りキャミソールの売上から1枚につき1円を乳がん早期発見の啓発活動を行うNPO法人乳房健康研究会に寄付します。無印良品がピンクリボン運動に協力を始めて5年目を迎える今年、マタニティで展開するカップ入りキャミソール、ブラジャーも寄付対象商品に加わりました。皆様と一緒にピンクリボン運動を広げていきたいと思います。
寄付にあたって、乳房健康研究会理事 高木富美さんにお会いしました。「ピンクリボンの認知はある程度広がり成果は出たと思いますが、検診率はなかなか上がりません。いかに検診という『行動』をとってもらうかが今後の活動の課題です」とのこと。今後も乳房健康研究会様からの情報を随時お知らせしていきます。

[関連リンク]NPO法人乳房健康研究会