もし、あなたが家の購入を考えていたら、まずどんなことをするでしょうか。
まずはインターネットで情報収集して、それから実際に建てられている家を見に住宅展示場やモデルルームに足を運んで、スタッフの営業トークをかわしながら間取り、内装、もちろん費用についても確認しつつ、その後何度か営業所に足を運び細部を確認し、契約を結ぶ。
通常はそんな流れで進んで行きますが、無印良品の家では契約前または契約後に、実際に家を購入して住んでいる方のお宅へお邪魔し、家について直接入居者の方にあれこれうかがったり、実際に家に住んでいる暮らしぶりについても聞くことができる場が開催されています。その名も「入居者宅見学会」。

見学会と聞くと、
「まだ購入の検討もしていないのに、行ったら営業担当が付いて回ってくるんじゃないか…」
「契約するまで帰してくれないんじゃないか…」
「モデルルームはモノが少なくて、まるでショールームのよう。オシャレすぎて実際の暮らしがイメージできない…」
といった不安がよぎりますが、この入居者宅見学会ではそんなイメージとは180度違う、とても気持ちのよい時間になっています。

今回はそんな「入居者宅見学会」の魅力に迫ります！

今回お邪魔したのは、東京都豊島区にある「木の家」。1日に1時間ごと、合計3回の見学会が開催され、それぞれ約8組の方が参加していました。

まずはスタッフから入居者の方の紹介と、家の間取り、広さ、特徴についての説明が。

説明は約30分余りで終わり、その後参加者の皆さんが思い思いに家の中を見学します。
今回は入居者の方のご好意で、お手洗いもお風呂もキッチンも、どの場所も自由に見学OKとのことだったので、皆さん積極的にお風呂場やお手洗いに入って細かなところまで見ていました。やはり水まわりは皆さん気になりますよね。

家の中には、1階、階段を上がったフリースペース、2階の寝室に無印良品の家のスタッフが。参加者の方があちこち見学している合間に質問をして受け答えしていたり、盛り上がって世間話をしているところも。

女性が気になるのは、やはりキッチンまわり。キッチンの高さや棚の収納量、使い勝手、コンセントの位置等、細かいところまで参加者から質問が及びます。
入居者の方は、「このコンセントの位置は相当こだわったんです！ 契約してから見学会に行っては、コンセントの位置ばかり見て質問していました！」と、ご自身も見学会で入居者の方からヒントをもらった様子を話してくださいました。

お子さまはリビングで遊んでいたり、まるで親戚の家にお邪魔したような様子でくつろいでいました。こんなことができるのも入居者宅見学会ならでは。

リビングテーブルには、このお宅の図面や無印良品の家関連のパンフレットがずらりと。
参加者の方は熱心にパンフレットを閲覧し、これから建てる家を想像しながら具体的な図面を頭の中で描いている様子がうかがえます。

約30分間の見学会も終了し、皆さんとてもにこやかな表情でお帰りになっていきました。

今回参加してくださった方は、若い女性、妊娠中の奥様、小さなお子さまを連れたご家族、お年を召されたご夫婦等。初めて会った方々でしたが、木の家に興味を持って参加されているという共通項からか、自然と会話が生まれています。

今回の見学会に参加したきっかけについてうかがうと、実際に無印良品の家を購入することを検討している方が約8割、まだ家を購入するかも迷っているけど、実際に住んでいる人の暮らしを見られる機会はめったにないと参加した方が2割でした。
中には、見学会に6～7回参加している方も。契約をする前、契約をした後と数回に渡って参加して具体的な住まいのイメージを固めているそうです。

参加した感想について皆さんにうかがうと、

「住宅展示場やモデルハウスはオシャレすぎて、生活感が全くないのでイメージしづらい部分が多いんですが、この見学会は、無印の家具だけでなく普段から使っている家具や家電が入った状態で部屋を見ることができるので、より生活のイメージがしやすかったです」

「実際に住んでいる方に、使い勝手や暮らしの様子についてうかがえるのは、とても楽しいですね」

「子供部屋の仕切り方が参考になりました」

「ファミリークローゼットという考え方が新しく、でもとても良いなと。子供と関わる状態をつくりたいと思っているので、こんなやり方があるのか！と驚きでした」

「無印良品の家はある程度形が決まっていると思っていたんですが、実際にお邪魔してみて、かなりの範囲でオーダーできることがわかってよかったです」

「暖房について、吹き抜けになっているので熱効率が悪いんじゃないかなと心配していたのですが、実際お話をうかがうと家中が“寒くない“という感想を聞けて安心しました（笑）」

具体的な間取りや設備、機能についてはもちろんのこと、やはり皆さん口を揃えて

「実際に住んでいる方の家にお邪魔できると、より具体的なイメージがわいて良い！」

という感想が。
まさにこの入居者宅見学会の醍醐味を存分に味わっていただけたように思います。

そして今回、入居者宅見学会を開催してくださった入居者のお二人も、契約前、そして契約後に見学会に参加し、そこでイメージを膨らませたのだとか。

「契約前は、どんな家にしようかなとイメージを膨らませるために参加し、契約後は、細かい部分を詰めていくために参加しました。契約後の見学会では、かなりしつこく入居者の方に質問しましたね。コンセントの位置とか（笑）」

今回の入居者宅見学会を受け入れてくださったのも、ご自身が見学会でたくさんサポートしてもらったからだと言います。
「私たちは見学会に参加したことで、この家での暮らしがより楽しいものになった気がしています。なので、今回の見学会開催依頼のお話が来たときも、ある意味“恩返し”と思って喜んで引き受けました。我が家を見てもらって、皆さんも少しでもヒントを見つけてくれたら嬉しいです」。

無印良品の家を購入した方は、ほとんどの方が見学会に参加しているので、入居者の方ご自身が開催する立場になると率先して引き受けてくださるのだとか。これから家を購入しようと考えている人、実際に暮らしている人、そしてスタッフ、家を通じて繋がり、広がっていく関係性が生まれるのも、この入居者宅見学会という場があってこそ。

まだ本格的に購入を考えていない方も、ぜひ気軽に“お宅訪問”してみてくださいね。

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