こんもりとした丘陵地帯の広がる、島原半島に位置する雲仙市。長崎県の中でもじゃがいもの生産が盛んな南串山町には、辺り一面じゃがいも畑が広がっています。燦々と輝く太陽をたっぷり浴び、ミネラルを含んだ海風が程よく吹きそそぐ環境は、味の濃いじゃがいもを育てるにはうってつけの環境です。

そんな土地で、30年以上前から安心・安全を追求した農業を営んでいるのが、紅葉倶楽部です。代表の渡部敏信さんは、アトピー持ちだった奥さんまゆみさんのために、できるだけ農薬に頼らない栽培法を模索してきました。

「農薬や肥料に頼らないと、成長も収量も遅い。ただ、味わいは格別」そう渡部さんが話す通り、紅葉倶楽部のじゃがいもは甘みもコクも強い「濃厚」な味わいです。そんな美味しさに惹かれるように、今年から23歳の息子さんが農業に従事しに戻ってきたことも嬉しいニュースです。

寒冷地、北海道でつくられる男爵やメークイーンに対し、長崎でつくられるのは温暖な気候に適した品種。多く作られている「ニシユタカ」はその代表格で、新じゃがでも煮くずれが少なく、煮物などにオススメです。今ではその生産量の少ない「デジマ」は、でんぷん質が高くホクホクで、じゃがバタ、ポテトサラダ、コロッケにはもってこいです。

渡部さんは、じゃがいもは収穫したてよりも、1~2週間置いて水分が抜けてきた頃が一番美味しいといいます。冷暗所に置いておけば、2~3ヶ月は日持ちするじゃがいも。フレッシュさから、だんだんと深みを増していく味わいを、是非ご堪能ください。