ふたりmemo

右:
洋輔さん・36歳
アンティークショップ経営
左:
あづささん・33歳
貿易会社勤務 
立地:
築75年の古い洋館
ふたりの趣味:
海外旅行&
海外ステイ・ワイン
出会い:
彼のお店

パリのアパルトマンって、たいてい古くて決して豪華じゃないけれど、深い味わいがあるんです。

異国情緒あふれる港町にひっそりと佇む、築75年の古い洋館。ふたりの新生活は、この家との出会いからはじまった。「パリにアンティーク雑貨を買い付けに行ったり海外を旅するなかで、古い建物を大事にするヨーロッパの文化っていいよねって話していて」だからこそ、この洋館を見て即決だったという。そんなふたりの家づくりのコンセプトは、“グッド・エイジング”。古くなることを恐れるのではなく、時を重ねることを楽しめる家をめざしたそう。インテリアも考え方は同じ。時が経つほどに味が出る家具や雑貨だけを、少しづつ買いそろえた。落ち着いた深いブラウンカラーの家具は、ふたりで仲良くペンキを塗った白い壁にもしっくりとなじんでいる。「私たちも、年齢を重ねるごとに絆を深めていきたいと思うんです」

子どもができても、おばあちゃんになっても、笑い声が満ちているようなあったかいリビングが理想。

時を重ねることを楽しむ。それは、変わっていくことを楽しむことでもある。そこでリビングは「フレキシブルな空間」を意識したそう。間仕切り棚にもなるシェルフをはじめ、組み替え自由なカウチソファや、カバーを変えられるソファなどなど。どれもずっと愛用していきたいからこそ、その時々の気分に合わせて「変えられる」ことは重要な機能のひとつ。落ち着いた空間なのに、いつもどこか新鮮であること。それはふたりにとって「理想の夫婦」の在り方とも重なるのかもしれない。

洋服を着替えるように、ファブリックも気分に合わせて衣替え。雰囲気もさらりと変わりますよ。

パリのアパルトマンをお手本に、寝室には大きな家具を置かないことにした。ベッドにもヘッドボードをつけずシンプル仕様。その分、カバーリングで季節感や遊び心を表現するのがふたり流。「実は私、刺繍が趣味で布には目がないんです」というあづささんが、厳選した肌ざわりのいい寝具をベースに、海外に行くたびに買い集めた布や、手づくりのファブリックでアレンジを楽しんでいるそう。質素だけれど、居心地のいい家の秘訣は、どうやら「一日一日を丁寧に紡いでいきたい」というふたりのスタイルにありそうだ。

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