さあ、窓から考えよう。
窓は何のためにあるのでしょうか。太陽の光を取り入れるため、風を通すため、外の様子を知るため……窓に求められる役割はさまざまです。屋根と壁で暮らしを守ってきた“住宅”の歴史で、最初の窓は、石積みや土を固めた壁面に穴を開けたことに始まります。窓は、家の外と内をつなぎ、光を室内に取り込む穴でした。やがて、壁の穴から見渡せる外の光景は、家の中で暮らす者の共通の視点となり、それを楽しむ心が育まれていきます。日本には、四季の移り変わりをそのまま暮らしに取り込むのではなく、窓で切り取り、美意識にかなう風景として愛でてきた文化があります。無印良品はその考え方に、日本人の窓の原形を見出しました。住まい手の美意識に合わせて自在に窓を設け、外とつながる自由を大切にしました。「窓の家」の窓には目立つフレームがありません。光がほしい場所に光を、家族が語り継ぐ風景を、壁に四角い窓を開けるという、もっともシンプルなかたちで実現した住まいです。サッシにはトリプルガラスを使用した断熱性能が高いタイプを採用しているので、気密断熱性能を損なうことなく、大きな窓を設けることができます。
まっさらな家は、
こんなかたちをしていました。
私たちは、住まいのなかに取り付けられた同種類のパーツの、質感やデザインの共通項を、無意識のうちに関連づけてとらえ、日常生活を送っています。そこに調和があると、整ったハーモニーを持つ心地よい環境と感じるのです。「窓の家」はディティールの整合性にも心を配りました。レバーハンドル、ペーパーホルダーのデザインや質感をそろえてしつらえたのも、そうした配慮から。試作を通常の倍以上に重ね、完成したフォルムには普遍性が宿り、ドアノブを握るとすっと指が吸い付くような自然な感触が感じられます。白い壁、金物類、ポスト、キッチン、水まわり。「窓の家」は意識しないで触れるものにこそ、ありそうでなかった「これでいい」を追い求めました。
室内の窓からは、会話が生まれます。
真っ白な壁をくりぬいて部屋の中に「窓」をつくることができる「窓の家」。室内にも窓を持つことで、家族それぞれが居場所を持っていてもそこに閉じこもるのではなくどこかでお互いの気配を感じ、ゆるやかにつながりながら暮らすことができます。視線を合わせずとも「ごはんですよー」「起きなさーい」「タオル持ってきてー」と、自然なコミュニケーションを生み、家族にちょうどいい距離感が生まれます。吹き抜けに向かって大きな窓を開ければ、小さな部屋でも広々と過ごすことができ、視線を外した高い位置に窓を開ければ、プライバシーを守りながらも空気や光を共有することができます。大きな吹き抜けからたっぷりと光が差し込んでくるので、室内はいつも明るく快適です。
窓の家をバーチャル内覧
画面上で「窓の家」のモデルハウスを
3D視点で内覧いただけます。
「窓の家」は、土地の広さや向き、
家族構成に合わせたプランをご提案しています。
ひとり、ふたりのための住まい
3.5間 × 3.5間(6.37m × 6.37m)
延床面積:73.69m²(22.28坪)
暮らしに必要な機能をひとつにまとめた、無駄のない間取りです。
洗面のそばに物干しスペースを設け、家事の流れも自然に。
小さくつくって、広く使う。
ミニマムで、心地よい暮らしをかたちにしました。
平面図
柔軟にちょうどよい住まい
4間 × 4間(7.28m × 7.28m)
延床面積:94.4m²(28.55坪)
動きやすさを意識した暮らしの動線。
仕切らずに広く使うことも、将来の変化に合わせて個室にすることもできます。
暮らしに合わせて変えることができ、家族と過ごす時間と自分のための時間、
どちらも大切にできるバランスのよいプランです。
平面図
土間とゆとりある暮らし
4間 × 4間(7.28m × 7.28m)
延床面積:91.91m²(27.79坪)
リビング・ダイニングは土間でつながり、庭ともつながる心地よい空間。
趣味に没頭したり、使い方はさまざまです。
季節や暮らし方に合わせて
自由に活用できる半屋外の空間です。
平面図
少人数にぴったりのコンパクトな住まい
3間 × 2.5間(5.46m × 4.55m)
延床面積:71.21m²(21.53坪)
少人数の暮らしにちょうどいいコンパクトな設計です。
上下階のフリースペースは在宅ワークや趣味、
将来の変化に合わせて自由に使えます。
必要な広さを確保し、心地よく暮らしたい方におすすめです。
平面図
使い方自在な3階建ての住まい
2.5間 × 4間(4.55m × 7.28m)
延床面積:94.39m²(28.53坪)
個室とフリースペースをバランスよく配置し、
家族の成長や暮らしの変化に柔軟に対応。
小さすぎず大きすぎない、コンパクトながらも暮らしやすい。
アレンジ自在で家族のかたち、暮らしの変化に寄り添います。
平面図
ガレージ付きの住まい
3.5間 × 3.5間(6.37m × 6.37m)
延床面積:101.01m²(30.54坪)
広さと収納、機能性を持ち、
将来の変化にも柔軟に対応できるゆとりがあります。
ガレージも備え、暮らしに余裕をもたらします。
3階のフリースペースは、仕事や趣味など自由に使うことができ、
家で過ごす時間を大切にしたい方におすすめです。
平面図
3Dイメージ
左右にフリックすると
窓の家がまわります。
3階建てにも対応します
「窓の家」は、狭小地での3階建てにも対応します。
建物を上に延ばすことで限られた敷地を最大限に活用でき、床面積を確保できることが3階建てのメリットです。
また、都市部における厳しい建築制限にも対応し、建物が密集しているエリアでも明るく風通しの良い居住空間を実現します。
施工例・入居者インタビュー
窓の家にお住まいの方々に
お話しを伺いました。
窓の家の仕様・設備
「窓の家」に使われている各所の仕様や
設備をご紹介します。
オプションで選択可能な仕様・設備
窓・サッシ
好きな風景を切り取ってください。
「窓の家」の特長は、白壁にナイフで切り取られたようなシャープな窓。好きな位置に、好きな大きさで窓を開けられるピクチャーウィンドウです。
お気に入りの街並や、植物を通した四季の移ろい、空の表情などを生活に取り入れることができます。
サッシの外側には、防火性、耐候性に優れたアルミ素材を、室内側は熱が伝わりにくい樹脂を採用した、アルミ樹脂複合サッシを使用しています。素のままの素材にこだわる無印良品の家の仕上げです。
ガラス部は空気層のあるトリプルガラス構造で、開口部からの熱気・冷気の侵入をブロック。オプション設定で、防犯合わせガラスもご用意しています。
・防犯あわせトリプルガラス(有料オプション)
ピクチャーウィンドウ
絵画のような風景を
窓からの景色が一枚の絵画に見えるよう、目立つフレームをなくし、風景だけを切り取る「ピクチャーウィンドウ」。家に必要な要素を整理整頓した、まっさらで清廉な室内。室内窓は部屋と部屋、部屋と吹抜けをつないで光と風を通し、家族の気配も伝わります。
無印良品の「窓の家」は、好きな場所に、好きな大きさで窓を開けられる三角屋根の家。 一般的な住宅の窓には、窓と壁の間に、木製の枠がつけられますが、無印良品の家「窓の家」の窓まわりについては、この枠をなくして、すべて壁や床の仕上げのままつなげています。
小窓は下枠のみ、拭き掃除を考慮し強度のあるアルミ製の板材を回していますが、このアルミ板は厚さわずか3ミリ。壁からのほんの1ミリだけ出すデザインで、ほとんど枠があることを感じさせないのが特長です。
雨どい
雨の流れをデザインする
模様やロゴマークはいらない。余計な凹凸や突飛な形もいらない。贅沢な素材でなくても、豪華でなくていい。「普通がいいのに……。いや、普通でいいのに」。そう思うことはありませんか。 普通であることが私たちにもたらす、理性的な満足感。飽きがこないから永く使える。あえて簡素なモノを使う誇りと心地良さ。ふっと腑に落ちるような納得感。それは「無印良品」の商品を生活で使った時に気づく「共感」と同じ。
窓の家の美しい外観を陰で支える雨どいは、普段私たちが手にしたり、使ったりすることのない雨の流れを静かに受け止めています。
窓の家の雨どいは、木の家の外壁と同じガルバリウム鋼板。錆びにくく、耐候性能に優れ、高い耐久性を発揮します。
インターフォン一体縦型ポスト
美しい顔でお出迎え
表札、鍵、ポスト、照明、インターフォンのそれぞれのパーツは別々のメーカーがつくっていることが多いため、どうしてもバラバラな、まとまりの無い表情の玄関になってしまうことがほとんどです。
インターフォン一体型ポストは、ポスト、照明、インターフォンの機能を一体化し、すっきりとまとめた無印良品のオリジナルポストです。
お客様があなたの家に来たとき、最初に触れるのはインターフォンです。必ず見て触れる、まさに家の顔。美しい顔でお出迎えをしてみませんか。
真っ白なスペースに、自由にカッティングシートを貼ることで、表札としてもご利用いただけます。
錆びにくいアルミニウムに焼き付け塗装を採用。配達物が取られないよう鍵の設置が可能です。
レバーハンドル
質の高い背景を
レバーハンドルなどの金物類は、常に目にも手にも触れるものだから、いつまでも飽きのこないスタンダードなデザインを追求しました。アルミのバーを曲げ、アルマイト加工を施し、耐久性を高めた無印良品のオリジナルです。
レバーハンドルやタオルバーは日常の生活の中で目立つことはありませんが、住まいの質を大きく左右しています。ひとつひとつは小さな部品ですが、これらに統一感がないと暮らしに小さな「ノイズ」がはいりこんでしまうことがあるからです。
エッジの形状も同じなので、手のあたる感触も同じ。同じアルミニウム素材で、同じアルマイト仕上げ。気付かない程度の違和感を排除することで、より上質な暮らしの背景をつくり出します。
タイル張りユニットバス
無印良品の浴室空間
高い防水性を持つユニットバスの長所と、在来浴室で多く見られるタイル張りの質感。この両方の良さをあわせ持ったのがタイル張りユニットバス、無印良品のオリジナルです。
洗い場の棚部分の寸法には、無印良品のシャンプーやリンスのボトルと共通のモジュールが採用されているので、無印良品のバス・トイレ用品がすっきりと納まります。無駄のない直方体のバスタブは、思い切り手足を伸ばせ、ゆったりとくつろげます。
お風呂用の椅子、洗面器など、既存の無印良品のバスアイテムと相性の良い浴室。好みやライフスタイルに合わせてそれらを並べることで、カスタマイズされたあなたのバスルームができあがっていきます。
組合せキッチン
必要なものを必要な分だけ
必要なものを必要な分だけそろえた無駄のないキッチンは、無印良品のダストボックスがすっきりと収まり、暮らしに合わせて収納を付け足し、自分流のキッチンにカスタマイズすることができます。
キッチンと同じ高さ、同じ素材の可動式カウンターとスツールを組み合わせれば、対面型やL字型のキッチンにもなり、組み合わせでいろいろ表情がうまれます。
※MUJI×UR共同開発商品
麻畳
麻の感触をそのままに
「直接座れる・寝て快適」「あたたかみがある」「柔らかみがある」など、従来の畳の良さをそのまま生かしながら、畳の表面に特殊な麻を用いることで、ソファやベッドなど家具を置くこともでき、また敷きこんだ印象もカーペットのようになっている自然素材の床材です。直に座っても気持ちのよい質感。和室でも洋室としても、床座でも椅子座でも、どちらの暮らし方にもフィットするのが特長です。
※MUJI×UR共同開発商品
窓の家を見に行く
「窓の家」を実際にご覧になれる見学会を参加費無料、オンラインでも開催しています。
直近の開催予定はこちら。
窓の家についてもっと詳しく知る
性能・仕様・設備の詳細を記載したカタログや、
現地で実際に見学しながら家づくりについて
相談できる見学会をご用意しています。