Found MUJI

#257 オンギ

韓国の陶磁器といえば白磁と青磁が有名ですが、オンギ(甕器)も庶民の生活にかかせない代表的な陶器のひとつです。

オンギは昔から味噌や醤油、コチュジャンなどの醬(ジャン)やキムチを保存する容器として韓国の食文化にはなくてはならないものです。韓国各地で採れる赤土を使った陶器で、土に砂や小さな石などを含んでいるため空気を適度に通すので、発酵食品を保存すると長持ちすると重宝されてきました。

現在でも家の軒先や食堂の店先では、自家製の醬を保存している大小様々なオンギが並んでいる風景を見ることができます。

今回はソウルから約1時間半ほどの位置にある驪州(ヨジュ)市という陶磁器の窯が集まる地域を訪ねました。隣の利川(イチョン)市には窯元が営む直売店が立ち並ぶ陶磁器村があり、国内のみならず海外からも陶磁器を好きな人々が多く訪れる場所です。

訪ねたのは、ヨジュに窯を持ちイチョンの陶磁器村でお店を営んでいる家族。お店を持つことで使う人の声を直接聞くことができ、より使いやすい器を作ることに役立っているそうです。韓国陶磁器の伝統を守りながらも柔軟に新しいものづくりにも取り組む姿勢が印象的でした。

My Found MUJI East Asia リーフレット/My Found MUJI East Asia Leaflet(PDF:9.2MB)