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#256 中国の竹かご

上海から電車で3時間ほど西へ、竹かごを編む安徽省の村を訪れました。中国の竹は数百種もあり、生活のための様々な道具がつくられています。竹かごは、水竹という直径1.5cmくらいの細く柔らかい竹を裂いて編みます。

竹かごは昔から、買い物や農業の道具、調理、家の中での収納など幅広い用途で使われてきました。安く丈夫なプラスチック製品におされ、使われる場面が少なくなってきた現在、かつて2000人以上いた編み手は今では300人ほどだといいます。今でもこの地域では結婚式の引き出物や、卵やフルーツの贈答品の入れ物として重宝されています。

訪ねたのは村の中でも一番腕がよいという老夫婦の家。寡黙な職人肌のおじいさんと、笑顔が素敵なおばあさんと家族が暮らしています。上海で大学を出た孫娘は、都会でのくらしの中で祖父母がつくるかごの素晴らしさに気づき、故郷に戻り竹かごをインターネットで全国に販売するビジネスを立ち上げました。都会からの注文も多く、家族や村の編み手たちで助け合いながら竹かごを生産、販売し、伝統的なかごの魅力を伝えています。

My Found MUJI East Asia リーフレット/My Found MUJI East Asia Leaflet(PDF:9.2MB)