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#254 リサイクルタイヤ

合成素材の利点は、製品としての寿命を終えた後も朽ちないことかもしれません。

ベトナムで見つけた黒いバスケットは、使い古されたタイヤからつくられていました。タイヤは頑丈で重く、取り扱いが容易でないため、加工は最小限に抑えられ無駄がありません。

単純に何分割かし、丸めてタッカーで仮止めし、ドリルで下穴を開けたあと手縫いで仕上げます。タイヤの独特な形状は、カットすることで立体的なかたちを生み出します。タイヤのサイズは何パターンかあり、分割の仕方で出来上がるバスケットの形状が自ずと決まります。

以前から古タイヤを加工して鶏や豚のえさ入れにしたり、細長く切って伸縮性のある荷ひもなどとして使われてきました。元々タイヤだったことを思えば、頑丈で水に強い素材は屋外での使用にも心配ありません。 素材の活かしかたの上手な、ベトナムの人々です。




世界のかご リーフレット/World baskets Leaflet(PDF:2.7MB)