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#252 マダガスカル

世界で4番目に大きな島、マダガスカルは、アフリカ大陸の南東沖に位置する国です。アフリカと東南アジアから渡ってきたといわれるマダガスカル人の祖先。今でも人々の容貌、言語、文化にその名残を見ることができます。マダガスカルは約8800万年前に大陸から分離したといわれ、その後、動植物が独特の進化を遂げた結果、80%以上がこの島だけに生息する固有種となりました。

アフリカ大陸原産の「ラフィア」は、マダガスカルをはじめとする熱帯の湿地に生育するヤシ科の植物です。ラフィア繊維は柔軟で強靭なため、織って布にしたり、毛糸のようにかぎ針で編んだりと、多様な使い方ができます。利用できるのは葉だけではなく、実は魚採りに使われ、萼からはスパイスが、根からはラフィア酒がつくられます。葉柄と葉軸は家屋の建材や家具の材料になります。

マダガスカル語で「とてもたくさん」を意味する「ブサカ」はマダガスカルの山野に自生する強く細い草です。ブサカで編んだかごは、細い草を束ねて編み込むためつくられたかごはクッションのようにやわらかく、中に入れるものを保護します。

「フルナ」は、主に島の中央に広がる高地に生育する草です。2メートルほどの高さに成長し、年に3回収穫できます。フルナには独特の香りがあり、長く使うと、革と同じようにあたたかみのある艶がうまれます。フルナで編んだ製品は柔らかく、伸縮性があって体によくなじむので、マット、クッション、帽子、買い物かごなど、肌に触れる道具の素材として親しまれています




世界のかご リーフレット/World baskets Leaflet(PDF:2.7MB)