Found MUJI

#114 窓

台湾の家々の窓は、どの窓も表情に富んでいます。

台湾で最も古い問屋街、迪化街(ディーホワチェ)の一角で、改装中の古い建物を見学することができました。
淡水河という川に沿う水運にめぐまれたこの地は、18世紀末期中国福建省からの移民が最初に移住してきた土地であり、19世紀中頃の清朝末期には貿易拠点として発展しました。日本統治下にあった20世紀初頭には、漢方薬、乾物、お茶などを扱う商店が集結し、裕福な商人がバロック調の建築を競って建て、にぎわいました。このころの建築物が今なお修復されながら使われています。
これはもう改装というよりは「復元」。しっかりした建物の骨組みも、やわらかい光を通す窓ガラスも、木製の窓枠も、そのまま使うようです。いいものを変えない、何が残すべきものかを知っている、台湾の人の審美眼を垣間見ることができました。

今回、Found MUJI 青山のウィンドウでは、3種類の窓枠を展示しています。