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「回答者のうち、じつに51%の方が、リビングで床に座りながらTVを見ています」
――アンケート『TVとの付き合い方について』(2008年3月実施)より


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アンケート結果報告
「低いテーブルを囲む」生活の理想のかたちが見えてきました

前回「低いテーブルを囲む」生活についてお伺いしたアンケートの結果をご報告します。今回は25,879名ものMUJI.netメンバーの皆さまから、リビングやダイニング、あるいはお茶の間で使いたい家具について、貴重なご意見をいただきました。

日本人が古来から長く慣れ親しんできた、床に座り、低いテーブルを“へそ”に据えた、くつろぎのスタイル。現代の私たちは、そういった暮らしの在り方に、どのようなリクエストを持っているのでしょうか。

じつに4人のうち3人の方が、低いテーブルを囲み、くつろぎの時間を過ごしています。
2008年8月29日(金)から9月11日(木)にかけて行った今回のアンケートでは、現在の住環境における「低いテーブルを囲む」生活と、これからやってみたいと考える、理想の「低いテーブルを囲む」生活について、それぞれお聞きしました。

まず、現在ご自宅で低いテーブルをリビングやダイニングの中央に据えていると答えた方は、19,856名(右円グラフ)。回答者全体の76.7%を占めました。じつにご協力いただいた皆さまの4人中3人が、低いテーブルを中心に日々の生活を営まれていることがわかります。

現在、リビングやダイニングで低いテーブルをお使いですか

実際に使っている低いテーブルのかたちは、長方形の角型テーブルが圧倒的な多数を占めました(右表)。大型、小型をあわせると、長方形の低いテーブルをお使いの方は全体の約8割にものぼります。

ちなみに、この長方形の低いテーブルについては、こたつ機能を備えたものが多いと推測されます。使用中の低いテーブルに付いている機能についてお伺いしたところ、全体の32.9%にあたる6,524名もの方が「こたつ」と回答しました。これは、使用中の低いテーブルにおける機能の中で、トップに挙げられた項目でもあります。
現在、リビングやダイニングでお使いの低いテーブルは、どのタイプになりますか
項目 人数 比率
小型の長方形テーブル
(長辺120cm未満)
9,190人 45.9%
大きめの長方形テーブル
(長辺120cm以上)
6,851人 34.2%
小型の円卓
(直径100cm未満)
1,085人 5.4%
※上位3タイプのみ抜粋
現代によみがえる“ちゃぶ台”のある風景。まるいテーブルへの支持が増えています。
一方、私たちがこれから「低いテーブルを囲む」生活を送るにあたって、使ってみたいと考えるテーブルは、どのような姿をしているのでしょうか。

リビングやダイニングで使いたいテーブルのかたちについてお聞きした結果は、右グラフのような分布になりました。依然として長方形のテーブルが根強く支持されている一方で、楕円形や円形といった角のないテーブルも多くの人気を集めています。正方形も含めた四角いかたちがよいと答えた方のトータルは12,271名。一方、楕円形と円形をあわせた、角のないまるいテーブルがよいと答えた方は、それより少し多い12,324名で、全体の47.6%にのぼりました。

角のない、まるくて脚の低いテーブルは、かつて日本のお茶の間で真ん中を占めた、“ちゃぶ台”のかたちそのものです。間を詰めたり離れたりして、なだらかに隣り合って座る、境目のないコミュニケーション。それが、まるいテーブル“ちゃぶ台”を象徴する、くつろぎの風景です。

テーブルの素材については、自然のあたたかみを感じさせる木製が上位を占めました。これは、2008年5月に実施した「みんなの家具づくり」アンケートにも共通した傾向です。

リビングやダイニングで使ってみたい低いテーブルは、どのようなものですか
[1]デザイン



[2]色
項目 人数 比率
木製ナチュラル 9,238人 35.7%
木製ブラウン 7,349人 28.4%
木製ホワイト
(白木ナチュラル)
4,656人 18.0%
※上位3タイプのみ抜粋
いただいた声をご紹介します
ソファとダイニングテーブルがある生活を続けていますが、最近は大きなちゃぶ台がある生活っていいなあと思っています。 来客時も便利だし、みんながそこに集まれるようなあたたかい毎日が想像できて。
(36歳女性/主婦)
低いテーブルを囲む生活というのは、テーブルと椅子というように人数を限らなくてよく、人数の増減に臨機応変に対応できる昔の日本のあたたかいイメージがあります。 ですので、昔のちゃぶ台のように、円卓がいいと思います。
(38歳女性/自営業)
骨董店で購入したちゃぶ台を10年以上愛用しています。 円卓の良い点は少人数でもいいし、ちょっと大人数でも肩寄せ合って和めるところだと思います。 こたつよりももっと低い方がちびっ子も囲めるので、低めの大きなちゃぶ台があったらいいと思います。
(32歳女性/会社員・公務員)
テーブルの機能、テーブルまわりの収納。低く、広く過ごすためのお部屋づくりに必要なこと。
テーブルの機能および周辺の収納に関しても、ご意見をいただきました。

その中から、現状お使いの低いテーブルについている機能と、これから使いたい低いテーブルにほしいと思う機能を比較したところ、現状と希望の差が大きい項目として、右の3つが浮かび上がりました(右表)。

まず、右の一番上に挙げた「天板が傷の付きにくい加工」は、ほしい機能の中で最も高い支持を集めた項目です。じつに半数以上の方が、この機能があったらよいと答えました。

低いテーブルに付属する機能について、現状と希望の差が大きい3項目
項目 現状 希望
天板が傷の付きにくい加工 10.9% 52.4%
天板以外にものを置ける収納付 13.3% 34.2%
天板の高さを変えられる脚の昇降機能付 5.5% 24.2%
また、「天板以外にものを置ける収納付」も希望者が多く、かつ理想と現状のギャップが大きい機能のひとつに挙げられます。 とくに、リビングのテーブル上に置かれっぱなしになることが多いAV機器のリモコンを片づけておけたら、との声が目立ちました。

「天板の高さを変えられる昇降機能付」についても、大きな差があらわれました。 現状では5.5%と低い割合にとどまっていますが、ほしいと希望に加えた方の割合は、24.2%と大きな上昇を見せています。 中には、椅子と組み合わせて使うダイニングテーブルとの互換性を求める声もありました。 ライフスタイルの変化に応じて脚の高さを変え、シチュエーションにあわせて使い分けのできることが期待されています。

時代の流れとともに、リビング(居間)やダイニング(食事のための空間)の在り方も大きく様変わりしつつあります。 かつてのお茶の間がそうだったように、一世帯の人数が少なくなった現代の住環境では、リビングとダイニングを兼ねたリビングダイニングという、コンパクトな団らんの間の在り方が、再び現実的な支持を集めています。

リビングダイニングの登場は、かつてリビングやダイニングで大きな場所を占めていたチェストやカップボード、シェルフといった大型家具の省スペース化をも求めます。 収納機能はそのままに、しかしながら家具から受ける圧迫感は軽くしたい。 これもまた、リビングダイニングで低いテーブルを中心に据えた生活を営むために欠かせない、環境づくりの一要素なのかもしれません。

いただいた声をご紹介します
テレビやオーディオなどのリモコンを、どうしてもテーブルの上に置いてしまうので、それらを収納できる小さい引き出しが付いていると便利だと思う。
(31歳男性/会社員・公務員)
リビングとダイニングでテーブルが共用出来るようなものが欲しい。 普段はダイニングで脚の高さのあるテーブルとして、沢山の人数 来客があった時に脚を低くして、リビングのテーブル(なおかつ天板を伸ばして使用)として利用できるようなものを作って欲しい。
(33歳女性/主婦)
何より丈夫で傷がつきにくいのが一番。そして、飽きても何か違う形に変化して使えるといいなと思います。
(32歳女性/会社員・公務員)
賃貸の部屋を前提に考えています。 賃貸の部屋はリビングといえども、一戸建てや分譲マンションに比べ広くないのが現実です。 だから、ダイニングテーブル、ソファ等を置くと間取り等の関係からくつろぎにくい部屋となってしまうのが現状です。 それゆえ、低いテーブルを置くのが、狭い部屋を広く使いくつろぎやすい部屋作りをする大きな理由です。 また、そのために必要な家具も大きすぎないものを選ぶのがベスト。 大きいと場所をとり、部屋が狭くなり、くつろぎにくい部屋となるため、収納や大きさがほどほどのものを選ぶのがベターだと思います。
(35歳女性/主婦)
“床の上でからだを置く場所”座布団でも座いすでもない、新しい座りごこちへ。
最後は、低いテーブルを囲む時に、からだを落ち着ける場所=私たちが座る場所、についてのご意見を紹介します。

現在、低いテーブルとなんらかのソファを組み合わせてお使いの方は、12,539名。率にして、低いテーブルを使っている方全体の63.9%に相当します。 一方、これから低いテーブルを使うときに、なんらかのソファと組み合わせたいとお答えの方は、22,139名。これはアンケートに回答いただいた総数の85.5%にもあたる大きな割合です。 現状にも増して、さらに多くの方が、低いテーブルを囲む生活のなかで、ソファを取り入れたいと考えていることがわかります。

ところで、実際に低いテーブルと組み合わせて使っているソファと、これから組み合わせて使いたい理想のソファは、どれぐらいタイプが違うのでしょうか(右円グラフ上下)。 これから使いたいソファの形状(円グラフ下)については、どのタイプにもそれぞれ支持が集まっているとわかります。 まさにライフスタイルや好みの多様性があらわれた、現代の生活環境を反映した結果と言えるでしょう。

そのような中で、現状あまり使われていないにも関わらず、使いたいという声が多く寄せられたかたちは、注目に値します。 それは、「低いソファ」「パーソナルソファ」「カウチソファ」の3つです。

現在、低いテーブルと組み合わせてお使いのソファ

低いテーブルと組み合わせて使いたいソファ
そこで、この3タイプを支持された方の声を、さらに細かく読み説きました。 すると、いくつかのキーワードが浮上してきます。たとえば、「横になれる」というリクエスト、あるいは「座布団のような」という表現……いずれも、床面との高さを極力排除し、かつリラックスした体勢でごろりと寝転がれる場所という、くつろぎのイメージを想起させます。

「低いテーブルを囲む」生活の理想のかたちと、「横になれる」「座布団のような」といったキーワード。 これらを結びつけた先に、単なる座ぶとんとも座いすとも違う、これまでにはない床に座るための機能と座りごこちを備えた、新しいソファのかたちが見えてくるのかもしれません。

いただいた声をご紹介します
床に座る生活でほしいソファに求めることは、柔らかすぎない座りごこち。しっかりと体重を支える硬さ。さらりと心地よい布地張り。横になった時に違和感のないフラット仕様。
(25歳女性/会社員・公務員)
座面に座る生活はそのまま横になる=リラックスするというラクさにあると思います。 椅子だとオットマンがなければできない足伸ばしも、座面では当然にできます。 なので、座るクッションとして、座布団の延長で背もたれは小さくてもいいので、少し枕代わりになるような背もたれでクッション性が多少あり、ごろ寝ができるようなものがあればいいと思います。
(35歳女性/主婦)
床の生活で大事だな、と思ったのは座椅子です。長時間作業をしたり、長時間床上で寛ぐには、座っていて体が疲れない為の補助が必要だな、と、痛感しました。 リクライニングができるといいな、と思ったのは、長時間床に座っていると、体を伸ばしたくなったり、ちょっと休みたいと思った時に、横になるスペースや、柔らかい場所があるととても体が楽だからです。
(23歳女性/その他)
2009年1月中旬から発売へ
アンケート結果を取り入れた商品開発が既にはじまっています
25,879名という多くの皆さまのご意見をいただいた「低いテーブルを囲む」生活のための家具づくりは、今回の報告に先駆けて、既にスタートしています。
アンケート結果を取り入れて開発した最初の商品は、2009年1月中旬に発売を迎える予定です。次回は、それらの家具について、お客さまの声とともにご紹介します。


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