最新情報 2007

キャンプ場最新情報 2007

掲載日：2007/06/08

南乗鞍キャンプ場便りNO.3

たくさんの緑と花であふれています

　陽射しがだんだんと強くなり、日中の気温も少しずつ上がるようになってきました。チョウやいろいろな虫たちが忙しそうに飛び回り、植物たちがかわらしい花や青々とした葉をいっぱいに広げています。ぽかぽかとした陽気の中、今回はキャンプ場のいろいろな場所を散歩しました。

たくさんの植物たちと出会いました。（5月27日撮影）

以前も紹介したスモモの木の芽です。5月18日の段階では、あと少しで葉が広がりそうでした。

オープンに合わせて、白い花がたくさん咲き満開になりました。まるでお祝いしてくれているようです。

皆様にもなじみの深い春の花ですが、標高の高いキャンプ場では今が見頃です。黄色い絨毯が敷かれているかのように寄り添っていました。

何気なく歩いているとなかなか気がつかないものですが、少し目線を変えるだけで、新しい発見をすることもできます。さまざまな植物が、皆様との出会いを待っています。

森林浴コースに足を踏み入れてみると、あたたかな木漏れ日が降り注ぎ、おとぎ話の世界に迷い込んだような感覚になりました。ここでは少し珍しい植物や、鳥たちのさえずりが歓迎してくれました。

コミヤマカタバミです。うっかりしていると通り過ぎてしまいそうなくらい、かわいらしい花です。気が付いてくれるのを、まだかまだかと心待ちにしていると思います。

シロバナエンレイソウです。おおきな3枚の葉の真ん中に、小さな花が遠慮して座るように、ひとつだけ咲いています。きれいな花ですが、根茎に毒がありますので、誤って口に入れたりしないように注意してください。

オオカメノキの花です。ブランコのある広場で休憩していると、たくさんの花が目に飛び込んできました。葉が亀のように見えるので、オオカメノキという名前が付けられたようです。ためしに葉を触ってみると、ふわふわとした手ざわりでした。

おおきなダケカンバの木を見上げてみると、いっぱいに広げた葉の隙間から、雲ひとつ無い青空が覗いています。

何かの動物の手に見えませんか？実はイノシシの手のように見えることから、イノデという名前が付けられています。花のような華やかさはありませんが、また違った面白さがあると思います。

　これから夏にかけて、さまざまな花が咲き始めます。植物をお楽しみいただくには、よい季節になってきます。のんびりとキャンプ場内を散歩しませんか？きっと素敵な出会いが待っていると思います。皆様のご来場をスタッフ一同、心よりお待ちしています。


	□レポート：南乗鞍キャンプ場スタッフ　山口友規