最新情報 > キャンプ場最新情報2005 >
キャンプ場最新情報 2005 掲載日:2005/04/08

津南キャンプ場便りNO.2

津南町で「春」を見つけました

津南町は19年ぶりの豪雪が降り、キャンプ場のオープンの延期を余儀なくされましたが、最近は日に日に気温が上昇し、太陽の陽射しも春らしくなってきました。動植物たちは春の足音を聞きつけ、少しずつ顔を見せてくれるようになりました。今回はいつもよりのろまな春がようやく訪れた津南町内で見つけた「春」を紹介します。




津南町の風景


日本でも有数の豪雪地帯、津南町の現在の風景です。例年だと雪どけも進み、地面が顔を出しているのですが今年はもう少し時間がかかりそうです。
 


この時期に雪をかき分けると、多くのふきのとうが顔を出しているのを見つけますが、今年はちょっと遅れているようです。


日本名水百選・竜ヶ窪


 


日本名水百選に選ばれている津南の竜ケ窪です。竜ヶ窪にはブルックトラウトが生息していてすぐ姿を見ることができます。それにしても今年の雪の多さには驚きます。(釣りは禁止です。)



竜ヶ窪の撮影中、ふと何かの気配を感じ振り向いて見ると野ウサギがこちらを見ていました。撮影はできず残念でしたが、どうやらこの付近をテリトリーにしているようで、食事の跡や足跡が多く見られました。目の前を走っていったウサギはとても大きく、雪に溶け込む白色の毛をしていました。雪が消えるこの時期は茶色に代わりかけていますが、今年はもう少し白いままでいるようです。




食事跡です。少し分かりにくいですが、倒木の木肌を食べていたようです。丸いものはフンです。
 


うさぎの足跡と、右側は私の足跡です。私は26.5センチ。足跡の持ち主の大きさが分かっていただけると思います。


米どころ津南では、ようやく田植えの準備が始まりました。


津南米の種です。種の呼名は「すじ」です。最初にすじ洗いと言われる作業を行います。芽の出ない種の分別をした後、水に浸けて発芽しやすい状態にします。
 


津南米の苗たちが一番最初に芽が出てから育つ田んぼです。なわしろと呼ばれ、苗たちが独り立ちするまで育てます。その後大きな田んぼに移すのです。今年は雪の影響で田植えも2週間ほど遅れているようです。



津南の名産・雪下ニンジンも収穫が始まりました


 


ここ数年、津南の名産として栽培されているニンジンです。雪の下で冬を越すことにより通常販売されているニンジンとは違い、ニンジン本来の甘味が多く、大変おいしいと評判です。収穫方法は写真の通り、まず除雪し雪の下にあるニンジンを探すところから始まります。この作業が一苦労。おいしい、おいしいと言って食べてもらえることが励みになるとのこと。春限定のニンジンではありますが、ぜひ一度ご賞味いただきたい津南の味覚のひとつです。


オープンは延期となってしまいましたが、その分、津南での春の楽しみ、「山菜の収穫」にはとても良い時期となります。皆様とお会いできる日をスタッフ一同、楽しみにしながら準備を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


※次回は4月15日(金)です。キャンプ場内の様子をお届けします。

レポート:津南キャンプ場スタッフ 石田 政臣



無印良品 無印良品キャンプ場 良品計画企業情報
copyright MUJI Campground
最新情報 > キャンプ場最新情報2005 >