Café & Meal MUJI
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ポルトガルの伝統菓子「パンデロー」 [2006.12.15 更新]
パンデローはカステラのルーツといわれるポルトガルの伝統菓子。16世紀中期の文献にも登場する歴史の長いお菓子です。日本には室町時代末期、長崎に渡来し、カステラに形を変えていったと言われています。

16世紀にはお砂糖や卵は大変な貴重品。貴族など裕福な人しか口にできないぜいたく品でした。もともとは守護聖人のお供え物として修道院で焼かれていた、クリスマスには欠かせないお菓子です。

今では年間を通して食べられているパンデローですが、中でも12月になるとポルトガルの食料品店やケーキ屋さんでは、さまざまな形のパンデローが競って並び、クリスマス気分を盛り上げています。
Café MUJI 、Meal MUJIのオリジナルケーキ「パンデロー」

ポルトガルでは地方によって焼き方が異なり、中がとろとろの半熟状態のもの、中までしっかりと火を通してカステラよりももっとパサパサに焼き上げるもの、とさまざま。
Café MUJI 、Meal MUJIのパンデローは、ほとんど粉を使わず卵と砂糖で焼き上げた半生(はんなま)の一歩手前の、しっとりとした焼き上がりにこだわりました。
言葉で伝えるのは難しいのですが、あえてたとえるならプリンとカステラの中間のような食感で、とにかくたっぷりの卵を使ったしっとり、ふわふわの素朴なお菓子なのです。
粉をほとんど使っていないので、焼き上がると真中が卵とお砂糖の重さで沈み込むのが特徴です。
絶妙なしっとり感を残すため普通のスポンジケーキのようにかっちりとした形にはしていません。
飾りが無く、見た目は地味だけれど一度食べるとやみつきになるおいしさです。


大人になって、ショーケースに並ぶきらびやかなケーキも買えるようになったけれど、昔読んだ絵本のあのカステラ、今でも食べたくなりませんか?
まさに、あのカステラのイメージで焼き上げました。時間を忘れて、ゆったりと、しあわせのあまーいパンデローをほおばってみてください。

卵の甘みが広がるシンプルな味なので生クリーム、アイスクリーム、チョコレートソースなどと相性抜群。お好みのアレンジでお召し上がりください。
パンデローとあうドリンクでスタッフの人気NO1は牛乳。牛乳とパンデローの組み合わせで、ペロっと1/2ホールくらい食べてしまうスタッフ続出!!ぜひお試しあれ。

お子さまとご一緒に「パンデロー」を

デコレーションのご注文は承っておりませんが、ご自宅でアレンジはいかがでしょう?
パンデローはカステラをもっとしっとりとさせたケーキですので、生クリームやフルーツを添えるとよりいっそうおいしく召し上がれます。
ケーキを焼くのは大変だけど、パンデローを土台にすれは簡単にデコレーションケーキをつくることができます。
お子さまと一緒に飾り付けをしたケーキを、みんなでわいわい囲んで食べるのも楽しいですよ。

ご注文について

パンデローはCafé MUJI 、Meal MUJIの各店でお求めいただけます。

1ホール(直径18センチ) 税込1,800円
(アレルゲン:卵、乳、小麦、大豆)
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