2009.5.11
アルミ扇子。伝統ものとはまた一味違う、軽くて丈夫な素材を選びました。

みなさん、扇子は日本で発明されたもの、ってご存知でした? 平安時代には既に宮中でごく普通に扇子が使われていたそうです。そういえば、源氏物語などに「香をたきしめた扇に歌を書いて人に贈る」なんていう場面が描かれていましたっけ。
当時の扇子は、木製の骨と和紙でできていたそうです。今でもこれが皆さんがイメージする、伝統的でベーシックな扇、ですよね。
この扇が日本から中国を経てヨーロッパにまで輸出されるようになり、いろいろな素材で扇子がつくられるようになったのだとか。マリー・アントワネットの時代の、18世紀のフランスの宮廷舞踏会なんかで、ご婦人方が羽根扇子をふわふわとさせている絵を見たことがありませんか?
無印良品から発売になる扇子の新商品も、伝統的な素材のものから、ちょっと変わった素材のものまで、いろいろあります。
「リバーシブル紙扇子」は、伝統的な厚手の和紙を使ったものです。扇子って、単に暑いときにあおぐためだけに持つのではなく、ファッションの小物のひとつです。着物や浴衣を着る際には、胸元に閉じた扇子を挿します。表と裏で色が違うと色合わせがしやすいんです。

「水玉柄扇子」は、木製の骨に水玉柄の布が張られています。布を張った扇子は紙を張ったものよりも軽いのが特長です。

お次は「綿シャンタン扇子」。シャンタンというのは、本来は「玉糸」という節がある絹糸を横糸に使った生地で、つむぎ織のような味わい深いムラがあるのが特長です。絹を使わずに綿糸を使った、ハリのあるシャンタンのような生地をつかった扇子です。趣きがありますね。

「アルミ扇子」です。両端の骨を木ではなくアルミにしたものです。軽くて丈夫、という機能性だけでなく、ヘアライン加工されたアルミ特有の、涼しげな印象がいいですね。

個人的に一番気になっているのが「パラシュートクロス扇子」です。パラシュートクロスは、その名のとおり、パラシュートのために開発された生地です。通常のナイロン生地よりも細い糸で高密度に織られており、軽いのに強いのが特徴です。さらに生地が裂けにくくなるように、一定の間隔で太い糸を織り込んでいます。スポーツウェアなどにも使われるリップストップという織り方なのですが、これが格子状の模様になって見えます。非常に現代的で高機能な生地ですが、紺色に染めることで、扇子のような伝統的な小物にも違和感なく溶け込んでいます。こういうのって、無印良品っぽいですよね。 (^ ^)

新発売になる扇子は、大きさ、太さなども微妙に違います。5月中旬過ぎに発売予定ですので、ぜひお好みの一本を見つけてください。
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