構造のお話。
2008/10/01 [名古屋東店建築物語]
前回から、大工さんの作業手順にそってお話しています。
羽柄材(はがらざい)の話しをさせていただいて、筋交い(すじかい)の話しが出てきて。
だんだん難しくなってきたかもしれませんが、嫌がらずに読んでくださいね!
早速、「構造」の話しです。
前回、無印良品家には、筋交い(すじかい)がありません。
と書きました。
そもそも筋交い(すじかい)って?
木造の現場で柱と柱の間で、斜に構えているヤツです。
「俺がいないとだめだろ」って感じでさりげなくたっています。
事実、構造上非常に重要な役割で、この筋交い(すじかい)が
入ってはじめて、壁は「耐力壁(たいりょくへき)」に変身します。
この筋交い(すじかい)、がいくつあるか?
これで構造の強さが決まります。
さらに厳密に言うと、いくつ、どこの場所にあるか?です。
そんな重要な筋交い(すじかい)が無印良品の家にないなんて!!
大丈夫です。さすが無印良品。へんに目立ったり、斜に構えたりしていない だけです。
じゃ、どこにいるの?
ここです。

集成材と集成材の間に、ピッタリと、目立たぬように、しっかりと 存在しています。
筋交い(すじかい)1本で、頑張るのではなく、構造材と、羽柄材と
両面に張った構造用合板(こうぞうようごうはん)で、壁として
あるいは、箱としてその強度を発揮します。
そして、皆さんは図面と現場で確認できますが
必要にして充分な量が、配置されています。
しかも、JIOさんにも見てもらいます。
SE構法の考え方を支える大事な作り方です。
ですから、無印良品の家は丈夫ですって自慢しちゃいます。
おまけ
縦のはしらに貫通した太いボルト2本が、柱のなかでSE金物を固定し
何層にも重なった集成材のなかにSE金物の羽根が埋まっています。
それを固定するのが3本の ドリフトピンって呼ばれる、金物です。
それらを上部の構造用合板 (ミルフィーユみたいな板)でさらにつないでいます。
集成材の柱、一本一本に貼ってある 製造証明書。
見難いですけど ☆☆☆☆(フォースター)です。
シックハウス症候群に対し、決められている 環境配慮の証です。
こんな「無印良品の家」の構造たちは、日々大工さんたちの手によって しっかり頑丈に組まれていくのです。






こうして立ち上がり、建前は終わった。









こうして、建前の主役たちを養生し 彼らは帰っていった。























そのままでは作業ができないので、晴れるのを待って、ポンプで水を汲み出して
↑ これも検査の証拠写真です。








写真では少しわかりづらいかもしれませんが、細い板が乗っているのが前回掘った部分。

実際のお客様にもご覧いただくことができます。
右端に写っているのがユンボ。ザクザク掘れます!
こんにちは。名古屋東店です。
