団地をDIYして
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団地でどこまでできるのか? できることはすべてやる、そんなDIY(フル)と、入居後からできる模様替えのDIY(ミニ)。2つの団地の3Kの部屋で、それぞれがDIYの可能性をレポートします。

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  • DIY(フル)
  • 畳敷きだった団地の部屋をフローリングにします! その1

    2016年02月29日
    160226_01.jpg ついにこのときがやってきました。落合団地DIY(フル)プラン住戸の目玉企画! これを終わらせないことには、他のDIYがいくらすすんでも本命の家具を運び込むことができません。ある程度の工作を終えてからと思って保留していた、フローリング貼りがいよいよスタートします。

    160226_02.jpg そもそもこの床の仕上げは、フローリングを貼るからということでJSさんにお願いして工事をしてもらっています。だからこんなふうに...

    160226_03.jpg
    となりのフロアとは板1枚分の段差が

    ここに、直接フローリングを敷いていくことになります。最近は木目調のフロアーマットが増え、性能も高いものがたくさん流通していますよね。ですが、そこはあえての挑戦。好きな床材を選んで、好きな形に組んでいきます。

    160226_04.jpg ということで運び込んだのは、フローリング用にカットされた板材です。長さはなんと4メートル弱あるので、さすがに依頼をして運び込んでもらいました。

    160226_05.jpg この材料は、板どうしが噛み合うように加工されています。お互いに組み合わせることで、1枚の板のようになっていく仕組みなんです。

    160226_06.jpg
    これを...

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    こう!

    160226_08.jpg
    そのうち隠れるので、床に直接書き込んじゃいましょう

    フローリングといえば、思いつくのは互い違いに並んだ継ぎ目模様ではないでしょうか? これを自分の好きなように作れるというのですから、熱も入るというものです。あーだこーだと組み替えて、構想を練ります。

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    方向性が決まったら、片側の空間から順番に仮置きして様子を見ます

    ※端材を並べて実際の幅と図面とのズレもチェックします(これは模様と関係ありません)。

    フローリング貼りの作業も、壁や棚をつくったときと同様に調整が主な作業です。 片側から張り込んでいった終点の隙間に、用意した材料がピッタリはまることはまずありません。そうすると、何枚かは他と違う形になってしまいます。
    そこで今回は、この部屋でもっとも目につきづらい、玄関から見て一番奥の壁側を終点に設定しました。

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    左から「枕木(まくらぎ)」「フロア釘」「ポンチ」「カナヅチ」「接着剤」です

    接着剤は「床職人」という専用のものです。ネット通販なんかで検索すると1発で出てくるうえ、いっしょに買われているモノに「フロア釘」と「ポンチ」もちゃっかり出てきます。

    フローリングを貼る手順はいたってシンプル。ざっくりと言ってしまえば...

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    1, 材料を切り出し

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    2, 接着剤を塗って

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    3, カナヅチと枕木(まくらぎ)で補助しつつ貼り付け

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    4, クギで固定

    という流れの繰り返しになります。

    160226_15.jpg それでは次回より、これらの道具を駆使して作業をすすめていきます。落合団地DIY(フル)最大の見せ場をお楽しみに!
  • DIY(ミニ)
  • 有孔ボードで生まれたDIYスペースを使い切ろう!

    2016年02月24日

    160224_01.jpg

    前回、部屋に有孔ボードを設置してからというもの、いかにもDIYをやった感があふれて満足感にひたるホーリーです。さらにソレっぽくするため、今回はこの面に色々とくっつけてみようと思います。

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    完全に失念していましたが、この「穴」と同じ直径の棒を差し込むことができるんですよ。これを利用すれば、簡単な棚だってつくることができるはず!

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    ピッタリはまる丸棒

    ホーリーが買ってきた有孔ボードには、9mmの穴が開けられていました。そこに同じサイズの木製棒(1メートルで100円くらい)を購入し、お好みの長さにカットして使います。

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    この程度なら素人仕事でも大丈夫

    使っているのは、もともとダンボール襖をカットするために購入したホビー用ノコギリです。最近はメジャーな工具なら100円均一でも見かけるようになりましたし、この程度の工作であれば、DIY経験のない人でも問題なく使えるので敷居が低くていいですね。高い工具ほど便利で精度も良いので、自分の作業量やレベルに合わせて工具もステップアップしていくのが吉です。

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    刺さると地味に痛いので、切ったらヤスリで毛羽立ちをとります。この鉄ヤスリも100円均一で手に入るらしいですよ。

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    形をととのえたら有孔ボードへ

    こうすれば、あとはフックのようにして使うことができます。同じ木の素材だけあって、統一感が出て気持ちがいいおさまり。さすが、少し多くの手間をかけただけあるってもんです。

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    2本用意してマガジンラック

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    上に板を乗せて簡易棚

    ざっとですが、こんな使い方ができました。ホーリーの有孔ボードは5mmと薄いので、本格的なリフォームをされた家のようにはいきませんが、この厚みでもちゃんと使えることがわかりました。

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    有孔ボード DIY」で調べると、じつは相当メジャーな素材だったようで沢山の画像やアドバイスが出てきます。いくつか読む中で「あるある!」と思ったネタがS字フックでモノを引っ掛けようとしてはじかれる。という事態。

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    入る気がしない

    やってみた今では「そりゃそうだ」って感じなんですけど、ひらめいた時はいけると思っちゃったんだよなあ... 意外と、モノの形ってちゃんと把握できていないものですね。

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    フックはシェルフに直接掛けました

    という感じで、有孔ボードを使用したユニットシェルフのDIYをお送りしました。壁にかける収納をお考えのそこのアナタ。有孔ボードと丸棒のコンビ、少し手間がかかりますがオススメです。つぎのお休みにはぜひホームセンターへ!

  • DIY(ミニ)
  • 無印良品のユニットシェルフに有孔ボードが合うんです!

    2016年02月10日
    160210_01.jpg 設定温度19度に、着る毛布の日々お久しぶりです。まだ今年の目標も立てていないのに、1月終了のお知らせに怯えるホーリーです。今回は部屋の木部に続いて、壁面をいじりたいな~と思ってたどり着いた「有孔(ゆうこう)ボード」を使用したDIYのレポートをお届け。この、背後に写ってるやつについてです。

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    有孔(ゆうこう)ボードっていうんですって

    聞きなれない名前ですが、学校の音楽室とか体育館で見た記憶のある方も多いんじゃないでしょうか? ホーリーはこの穴をぼ~っと見つめて、立体視して遊んでいました。なつかし。

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    これをユニットシェルフの背中に取り付けます

    これまでは襖に目隠し役も兼ねてもらっていたのですが、ここを閉める機会には1年たっても恵まれず(夏は解放しちゃうし、冬場はキッチンが寒くなるのが嫌であけているので)。 じゃあ襖はしまっちゃおうね。ということで片付けたいけど、この背中は隠しておきたい。

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    この悩みを解消しておくれ!

    というわけで、キッチンで活躍するユニットシェルフの背中側に、目かくしを作ろうというのが今回の作戦です。素の状態でも柔軟性が極めて高いユニットシェルフですが、置く場所や物によってアレンジした方が見栄えも良くなるってもんです。

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    出先でカットをお願いできるよう、出発前に寸法を確認。

    これさえやっておけば、あとは手ぶらでOK。いろいろな材料を見ていて思いましたが、材料ってどれも寸法表記がcmじゃなくてmmなので「10cm」は「100mm」と書いておくと後々ラクになるかも。

    160210_06.jpg さてさて、やってきたのは千里青山台団地から徒歩30分弱のホームセンター。せっかくホームセンターまで買いにきたのだからってことで、その場で実物を確認してより良い状態のものを選びます。こういうことは、トーリーのDIY(フル)にくっついているときに色々と教えてもらいました。

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    破損や汚損はもちろん、木目の好みまで吟味するトーリー。

    実際ソリがひどくて、大きなままでは使えなさそうなボードとかもありました。安さにつられて通販して、アレが届いたらと思うとゾッとします...... 見本と大きく異なる可能性のあるものは、自分で確認して購入するに限りますね。

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    大・縦1750mm/横825mm
    小・縦825/横825mm

    1枚2,500円弱で、ハーフサイズはその半分ちょい。2枚を4,500円で購入したのち、材料のカットサービスを利用して寸法どおりに切ってもらいました。さらに軽トラの無料貸し出しも活用して、手を汚すことなく材料の入手に成功! 最近のホームセンターはすごいですね。便利ですね
    (どちらのサービスも店舗によっては無いこともあるので、ご注意を)。

    160210_09.jpg 160210_10.jpg
    さっそく襖を取り外し、ユニットシェルフに有孔ボードを固定していきます。

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    固定には結束バンドの出番

    とある番組のDIYコーナーにもよく出ますよね。実際すごく簡単で強力なので、ガンガンつかっていきます。特別な取り付け工具を使わないところがポイントです。

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    穴に通して

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    裏でシェルフの支柱に固定

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    余ったバンドを切っておしまい

    これを四隅と、あとはニュアンスでいくつかの箇所に通して固定しました。正面から見てみても、白いボードに白の結束バンドは保護色になるので悪目立ちしません。相性バッチリいい感じ。

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    ビフォー

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    アフター

    普通の家庭にはまず存在しない面があらわれて、ガラッと雰囲気が変わりました。さらに、壁に直接固定するタイプの家具や雑貨の取り付けが可能になるというオマケも!
    団地の壁面の多くは木や石膏ではなくセメントなので、そういったものとは縁がなかっただけに嬉しい誤算。また今度、ちょっと手を出してみようと思います。
  • 団地DIYモニター
    プロフィール
    DIY(フル)
    in 神戸「落合団地
    建築士の青年トーリーが、壁床天井の解体から家具づくりまで、URのDIY住宅で可能な限りの家づくりをはじめます。

    DIY(ミニ)
    in 大阪「千里青山台団地
    千里シェアルーム大使だったホーリーが、誰でもできる入居後の模様替えを目指します。

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