団地をDIYして
暮らします。

団地でどこまでできるのか? できることはすべてやる、そんなDIY(フル)と、入居後からできる模様替えのDIY(ミニ)。2つの団地の3Kの部屋で、それぞれがDIYの可能性をレポートします。

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  • DIY(フル)
  • 畳屋さんが採寸にきました

    2015年08月28日
    150828_01.JPG 学生さんたちは夏休みも終盤のころでしょうか? 宿題はちゃんと終わってます?

    150828_02.JPG 追い込みをかける宿題のごとく、1日で立ち上げた間仕切り壁。上の空間が埋まっていなかったので、仕上げとして開いている部分に合板を当てました。

    150828_03.jpg
    これで正面はバッチリです

    工程はこれまでの繰り返しになります。

    ・寸法を測って
    ・材料を切り出し
    ・調整をくりかえす

    ザックリしているようですが、この手順の繰り返しで色々なものが作れちゃうのです。毎回取材に来てくれるホーリーは「これで理論上は僕も壁が作れるわけですね」と息巻いていました(笑)。

    150828_04.JPG
    そうそう、畳屋さんが来たんでした。

    すこし前置きが長くなってしまいました。ひと段落したところで今回は、寝室に入れる麻畳の採寸レポートです。

    150828_05.png
    ここが寝室になります

    150828_06.JPG ここは木毛セメント板が出たままになっています。麻畳を敷くときはビニールを噛ませ、その上から乗せていくとのことでした。

    150828_07.JPG 図面を元に、タテ・ヨコの長さはもちろん、深さまでしっかりと計測していきます。業者さんも慣れたもので、測り終えるのに15分程度しかかかりませんでした。

    150828_08.JPG 麻畳には、1畳と半畳の2タイプが用意されているので、配置を自由に決めることができます。例えば、ぜんぶを半畳タイプで埋めることも可能。

    150828_09.JPG 畳屋さんが言うには「出入り口が最も傷みやすいので、交換が簡単で安い半畳タイプを置くのがいい」とのことです。こんなこと言われちゃったら即採用ですよね。

    150828_13.png
    4畳半の寝室には、麻畳をこう詰めることに。

    ベッドの向きと揃えて、1畳の麻畳をいれてもらいます。教科書通りの配置ですが、数多くの人がこうするのには理由があるんですね。DIYをしていると突飛なことをやりたくなりますが、無難もやっぱり大切です。

    150828_11.JPG
    麻畳が到着するのは2週間後

    つまり、この部屋を大掛かりにイジれるのはそれまでということ... この寝室のDIYプランとしては「木部を全体的に白く」ということを考えています。畳が入ってからでも作業できますが、養生が面倒になるので避けたいところです。

    150828_12.JPG
    というわけで

    次回は友人を呼んで、この部屋の塗装作業をやっていきます!
  • DIY(フル)
  • 壁造り編2 〜合板を張ろう〜

    2015年08月19日
    150819_01.jpg 前回までの作業で、洗濯機周りに間仕切り壁の下地を作ることができました。今回はここに壁となる板を貼っていきます。

    150819_02.jpg ちなみに、この下地2面をつくるのに約2時間かかりました。棚をひとつ作るにしても、初めての方や不慣れな方はもっと大変でしょう。資材置き場のような場所が確保できると、作業がグンとやりやすくなると思います。

    150819_03.jpg
    それでは作業にはいります!

    まずは、下地作りのように材料を仮置きしていきます。買ってきたままの状態なので当然ピッタリはまりませんが

    ・板材と下地の高さが合っているか?
    ・下地が歪まずに板材とくっついているか?

    ということを確認します。もしも下地とズレていたら、断腸の思いで解体して前の作業に逆戻りです。そんな日は諦めて次週がんばりましょう。

    150819_04.jpg
    どうやら大丈夫そう

    何点か仮止めしつつ組んでみたら、下地の歪みは想定内のようでした。ひと安心です。次の作業へのヤル気もみなぎるというものですね。

    150819_05.jpg
    合わせたものを外して、丸ノコでカット

    150819_06.jpg
    もう一度あわせて確認

    こんな調子で、確認と調整を繰り返してちょうどいい形になるまで粘ります。

    150819_07.jpg
    とめては

    150819_08.jpg
    はずし......

    板材1枚はたいした重さではありませんが、部屋に対する大きさで取り回しに苦労しました。1人で持ち上げられることと、安全にとり扱えることは違うので、しんどいと感じたら誰かに協力してもらってくださいね。

    150819_09.jpg
    じつは丸ノコって、ミリ単位の調整も出来るんです。

    形が近づいていくにつれて、調整が細かくなってきます。2ミリ3ミリの調整は、斬るというよりも削るに近い作業ですが、慎重にやれば思った通りの形がでるんですよ。

    150819_10.jpg いよいよ形が決まったので、ビスでとめていきます。このビスは完成後も見える場所に打つので、間隔や仕上がりを意識しました。なんとか雰囲気が出るところまで持っていくことができそうです。

    150819_11.jpg
    2面とも付きました!

    昼前から作業し始めたので、ここまで5時間の作業。下地だけでは全体像がつかみづらかったですが、こうして壁がつくと、それなりに大きなモノを造っていたんだとわかります。

    150819_12.jpg
    裏側などの仕上げは、また次回に。

    ここまで付けたところで、17時になってしまいました。これ以降の音の出る作業はNGが出ているので、おとなしく退散です。カタチが見え始めた落合団地のDIY(フル)、次回もよろしくお願いします!
  • DIY(フル)
  • 壁造り編 ~支柱をたてよう その2~

    2015年08月12日
    150812_01.jpg
    それでは前回の続き、間仕切り壁の下地をガンガン作っていきます!

    150812_02.jpg
    と、その前にひとつ注意点が。

    壁や天井でも同じですが、壁の中には重要な配線などが埋まっている場合があります。クギやビスを貫通させるときは、事前に確認することを忘れないでください! 前回のビス打ちでお知らせ漏れがあったので、念のために。

    150812_03.jpg
    それでは作業に入ります

    2本目の柱を固定しなかったのはなぜかというと、柱の間にヨコ向きの木材を入れるためでした。ピッタリと入れたかったので、仮で柱をたてて、そこに合わせるように止めていきます。

    150812_04.jpg お互いの具合を見ながら、ただ突っ張っていただけの柱も固定。これで大小4本の材料が入り、ひとつの大きな枠が現れました。

    150812_05.jpg 150812_06.jpg
    四隅はこのように

    短い木を床や天井にガッチリ固定し、そこへ柱をつけるイメージになっています。床への固定では、手前のビス1本を斜めに入れました。柱も床も貫いて、固定の強度を上げる役をしてくれています。

    150812_07.jpg
    全体を固定したあと、タテにもう1本

    ココも他と同様にすこし突っ張らせて、位置を確認しました。ビスは垂直に入らないので、向かって右下から斜めに2本いれています。

    150812_08.jpg さらに、いま立てた柱を挟むようにしてヨコ棒を追加しています。これで下地の1面が完成しました。この下地に、ビスで合板を固定していくことになります。

    150812_09.jpg 左にある柱を固定するため、反対側からもビスを打っています。だからぶつからないよう、中心側は1本でとめました(外側の柱に固定する方は2本)。

    150812_10.jpg
    全体はこんな形に

    固定できる箇所は、縦3本、横3本ということになりますね。なぜ半端な位置に入っているかというと、壁の板材に理由があります。

    150812_11.jpg
    この板ですね

    実は、上から下まで壁を1枚で造るにはサイズが足りません。もっと大きな材料もありますが、大きすぎて階段を持って上がれないと判断しました。そんなワケで、下の空間に大きな1枚。上には小さくもう1枚という設計にしています。

    150812_12.jpg さて、あとはもう1面同じ構造のモノをつくれば、洗濯機周りを囲むL字の下地が完成です。

    150812_13.jpg
    前回と同じく仮置きで突っ張らせて......

    150812_14.jpg
    2本の間に木材を入れて......

    150812_15.jpg
    インパクトドライバーで固定します

    150812_16.jpg
    敷居は削ってよけました

    ここには襖がありましたが、JSさんの工事で取り払ってもらいました。鴨居は撤去済みで(天井にあるのは欄間の名残)、敷居はフロアを分ける目印に残してあります。

    150812_17.jpg
    さらに、同じように追加のパーツを入れて......

    150812_18.jpg
    ビスで固定したら、もう1面の完成です

    150812_19.jpg
    次回、ついに壁板をはっていきます!

    歪みがあると寸法通りにいかなかったり、そうでなくても誤差が出るので、ここからは張っては直しての繰り返しになります。

    150812_20.jpg ピッタリはまると非常に気持ちがいいので、根気強く挑みます。
    それでは、また次回もお楽しみに!
  • DIY(ミニ)
  • 団地の夏祭り探訪 〜東豊中連合夏祭り〜

    2015年08月07日
    150807_01.JPG 2週続けての団地お祭り巡り、新千里北町のお次は、東豊中第二団地の様子をレポートです!

    150807_02.JPG こちらも新千里北町と同じく、団地の中心にある広場が会場になっていました。どこの自治会さんもたくさんの提灯を持っているようで、会場はお祭りムード全開です。

    150807_03.JPG 東豊中連合夏祭りは、商店会や地域ボランティアチームが参加しているだけあって威勢がいい! よすぎる!

    150807_04.JPG 自治会の出すポップコーンや焼き鳥を始め、地域のオヤジたちが声を張って焼きそばやビールをさばく姿は圧巻。「声だせー!」と、お父さんたちの威勢の良さに元気をもらっちゃいます。

    150807_05.JPG 新千里北町団地の夏祭りに比べると、よりイベント色の強い東豊中第二団地の夏祭り。参加している住人も、ザッと見渡す限りでは小学生以上の人が多かった印象。

    150807_06.JPG
    それでも相当いましたが

    団地内でこども同士の知り合いが多いのか、幼稚園か低学年くらいの子を、高学年の子が面倒見ているという組み合わせをよく見かけました。

    150807_07.JPG 食べ物を買い込んで集まるのは、中央に立て込まれたメインステージ。地元クラブの発表や、子供たち向けのクイズ大会が開かれて盛り上がっていました。会場はかなり商売っ気に溢れているのに、こんなトコだけ団地っぽい。

    150807_08.JPG ステージを仕切っていたのは、東豊中第二団地の自治会長さん。普段は裏方として、住人が過ごしやすいように動いてくれていますが、ビンゴ大会が始まると、パーティー帽を装備して表舞台で大活躍。

    150807_09.JPG
    ビンゴでドーン!

    会場中で思い思いに過ごしていた人が集まると、ステージ前は満席状態になるほど。この時点で20時をまわっていましたが、本日無礼講ということで、21時完全撤収を目処に夏の夜を楽しんでいました。

    150807_10.JPG 150807_11.JPG ひとくちに「団地の夏祭り」と言っても、まったく違う形式の新千里北町団地と東豊中第二団地。住人に合わせたイベント作りの結果として、こういう派生をしていったんでしょうね。

    150807_12.JPG 皆さんの中にも、夏のイベントに出かける方がいると思います。体調管理に気をつけて、楽しんできてくださ〜い!
  • 団地DIYモニター
    プロフィール
    DIY(フル)
    in 神戸「落合団地
    建築士の青年トーリーが、壁床天井の解体から家具づくりまで、URのDIY住宅で可能な限りの家づくりをはじめます。

    DIY(ミニ)
    in 大阪「千里青山台団地
    千里シェアルーム大使だったホーリーが、誰でもできる入居後の模様替えを目指します。

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