化粧品の成分について教えてください

防腐成分について
無印良品のスキンケア商品には、オリーブ油やアンズ果汁などの天然成分が配合されています。食べ物と同じように、そのままでは空中の菌や、手指の菌などで腐ったり変色してしまいます。腐ったものを肌につけるのは恐ろしいことですから、化粧品に防腐成分は不可欠なものなのです。

無印良品のスキンケア商品に使われている防腐成分は「パラベン」で、メチル・エチル・プロピル・ブチル・等があり、「パラベン」というのはこれらの総称です。使われている歴史が長いため、研究が積み重ねられており、化粧品の他にも薬品や食品の防腐剤としても使用されている成分です。指定成分のため誤解をされていることが多いと思われますが、必ずしも刺激が強いという訳ではありません。微生物の汚染による腐敗や変質、変色などを防ぐ事と天然成分を安定保持させる事で厚生労働省が化粧品に配合すること(1%以下)を認めています。
製品を安定にする成分について
例えば泡立ちを悪くする原因を取り除くエチドロン酸やEDTA-4Na、紫外線による製品の品質の劣化を防ぐメトキシケイヒ酸オクチルやt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、酸化を防ぐトコフェロール(天然ビタミンE)や亜硫酸Naなど、フタをあけてから、最後の一滴を使い終わるまで、同じ品質で安心してお使いいただくために安定にする成分を配合しています。これらの成分は全て厚生労働省が認めているものに限り、認めている量だけを配合しています。
pH調整成分について
人間の肌はだいたいpH4.5から6.0の間にあります。生まれたての新生児は中性よりですが、すぐに酸性になります。皮膚はアルカリが作用した場合、中和してもとのpHにもどす能力があります。この能力を皮膚のホメオスタシス(またはホメオスターシス)と言います。皮膚疾患のある人、荒れ性の人、また皮膚が老化しますとこのホメオスタシスはおとろえてきます。

だから、年齢を重ねるにしたがってお肌が弱くなり、肌荒れをおこしてしまうのです。こんなことから、化粧品も肌になるべく近いpHである必要があるといえます。pH調整成分は、化粧品をお肌に優しいpHに整えるために配合されているのです。
天然保湿因子成分について
私たちの皮膚には天然保湿因子と言われる成分が含まれています。この天然の保湿因子の約半分はアミノ酸類とアミノ酸の一つであるグルタミン酸からできるPCAです。私たちの身体の約70%は水分です。この水分を保つために皮膚は大切な役割をしています。表皮にどれくらい水分があるかが皮膚の状態を大きく左右しているのです。肌荒れしやすい人はアミノ酸などの天然保湿因子が不足しています。天然保湿因子は私たちの身体を作っている成分ですから、身体になじみやすく害が少ないという利点があります。
ホワイトニングの有効成分について
紫外線に当たることによるシミやソバカスができる原因は、肌の新陳代謝がきちんと行われなくなって、黒色メラニンが角質細胞とともにはがれ落ちずにいつまでも残ってしまうことや、紫外線によって黒色メラニンの生成異常が起きてしまうことなどがあげられます。

この黒色メラニンは、紫外線をあびることにより、黒色メラニン生成酵素であるチロシナーゼが増産・活性化されます。メラニン生成酵素チロシナーゼは、まずチロシンに作用し、ドーパという化合物に変化させ、さらにチロシナーゼは、ドーパにも働きかけて、ドーパキノンという化合物に変化させ、やがて黒色メラニンが生成されます。

ホワイトニングの有効成分は大きく下記の二つの働きをします。
1.黒色メラニンの生成を抑えます。
ビタミンC誘導体は肌の中でビタミンCに変化して、還元作用によってドーパに戻し、黒色メラニンをできにくくします。アンズ果汁、ニンジン果汁、ビール酵母といった天然成分はチロシナーゼの働きを抑えます。また、チンピエキスはチロシナーゼができるのを防ぎます。
2.表皮内にある黒色メラニンを還元して色を薄くします。
ビタミンCにはできてしまった黒色メラニンを還元作用によって無色メラニンにする働きがあります。そして、ビタミンEは新陳代謝を活発にし、メラニンが沈着するのを防いでくれると同時に、ビタミンCのはたらきを助けます。