研究テーマ

プロジェクト 生活動線から『くらし』を見直す

今までの多くの住宅で間取りを表すために使われてきたnLDKという考え方は、「80m2、3LDK」と聞けばおおよそどんな家であるかを誰もが想像できるくらい、型にはまったものでした。
15帖ほどのLDKと、6帖の子供部屋2つに、8帖ほどの主寝室。水まわりは、1帖のトイレと、それぞれ2帖大の洗面と浴室、これに収納と廊下、玄関、といったところで、80m2という感じでしょうか。
この画一化された間取りの特徴は、各部屋には役割があらかじめ決められており、従ってその部屋ごとに置く物もほぼ決まっているということ。家族が団らんをするのはリビングと決まっていて、そこにはソファとテレビが置かれます。子供部屋は、子供が寝て勉強する場所なので、必ずベッドと勉強机がある... という具合です。
みんなが同じ価値観を持ち、同じ暮らしを豊かと感じる時代には、このような画一化は、たしかに効率的で便利な面もありました。しかし、徐々にこの枠に収まらない価値観、ライフスタイルも増えて来たのではないでしょうか。

「生活動線から『くらし』を見直す」プロジェクトでは、「住まいのかたち」を考えるときに、まず自分の暮らしを見直すことから始めます。広さや何LDKにしようかというところからではなく、自分がどう暮らしたいのかを考え、それを実現するためにはどんな間取りが良いのかという視点で、理想の住まいをみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

毎回テーマを決めて、いくつかの具体的な間取りを提案していきます。どの間取りや考え方が最も自分の暮らし方に合うか、ぜひあなたのご意見をお聞かせください。みなさんと一緒に「住まいのかたち集」としてまとめていきます。

プロジェクトのステップ

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