研究テーマ

2004年 木製食器(アカシア)

2004年 木製食器(アカシア)

自然のぬくもり

日本は「木の文化の国」と言われます。石や煉瓦を多用する西洋の文化とは異なり、住宅にも遠い昔から木材が使われてきました。木には、慣れ親しんできたものへの愛着と、ホッとするぬくもりがあるようです。

無印良品の木製食器は、アカシアの木を使ってフィリピンで作られています。アカシアは、中心部の濃い茶色から周辺部の白色へと、濃淡のある木柄が面白い表情を見せてくれる素材です。加工性に富んだ材質で、衝撃や曲げに強く、また腐りにくいのも特長。成長の速い「早成樹」で環境にも適合し、成長すると直径50cm以上になって、大きな部材が取れます。くり抜きにはかなりの技術を必要としますが、現地の職人たちはハンドメイドで精度の高い食器を作っています。

お客様からは、「軽くて使いやすい」「これにのせるとステキに見える」などの声が寄せられています。また、プレートは玄関の小物入れに、サラダボールはリモコンや携帯電話入れに、角皿仕切り付はアクセサリー入れにと、食器以外の用途にも広く使われているようです。
「ご飯の時間がさらに幸せなひと時になりました。これからも、お手入れをしながら長く使っていきたいと思います」といった声もあり、人と自然素材との関わりを教えられました。

木製食器(アカシア)は2004年に10種類でスタートしましたが、人気が高く、現在では17種類に広がっています。

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