閉鎖型も、アイランド型も、オープンもセミオープンも、いずれも長所短所があります。ドイツやイタリアのシステムキッチンは機能的で、その歴史においては一日の長があります。日本のキッチンメーカーも近年、研究開発が盛んになりました。しかしながら、和・洋・中は言うに及ばず、世界の多様な食をどん欲に取り込む日本の食生活は、器の種類、食材の種類、調理器具の種類も多様で、これらの取り扱いは一筋縄ではいきません。一方では、家庭で細々凝った料理は無用、簡素コンパクトにまとめてしまいたいという発想もあるでしょう。要は、暮らし方、考え方に即して、合理的な台所の形を選択できることが重要です。暮らしの基本を、キッチンの形から考えてみませんか。

