生かす、変える、自由にできる

リノベーションとは住まいの間取り、設備等を改修して、
目的や時代に合った新しい価値を与えること。
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、
すべてを壊すのではなく、使えるものは残すことを基本にしています。
古いものを見直し上手に生かすことは、
今を大切にして未来へつなげていくことと同じです。
コストも抑えられ、多くの方に住んでいただけるようになります。
変える部分も、工事で付け加えるのと暮らしに合わせられるようにするのでは、
リノベーションの方法が根本的に違ってきます。
良いものは大切に受け継ぎ、工夫をこらして住む人の自由度の高い住まいを考えました。
新築にはない温かみのある味わいも大切にしています。

生かす、変える、自由にできる

リノベーションとは住まいの間取り、設備等を改修して、目的や時代に合った新しい価値を与えること。
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは、すべてを壊すのではなく、使えるものは残すことを基本にしています。
古いものを見直し上手に生かすことは、今を大切にして未来へつなげていくことと同じです。
コストも抑えられ、多くの方に住んでいただけるようになります。
変える部分も、工事で付け加えるのと暮らしに合わせられるようにするのでは、リノベーションの方法が根本的に違ってきます。
よいものは大切に受け継ぎ、工夫をこらして住む人の自由度の高い住まいを考えました。
新築にはない温かみのある味わいも大切にしています。

生かすところ

全体の構造体、柱、鴨居など大きな空間をつくる部分はできるだけそのまま残し、新しい住まいづくりに上手に利用します。


柱・鴨居

年月を積み重ねた木材だけが生み出せる味わい。その素材感や風合いが、白く統一された部屋のアクセントになります。

押入

ふすまを外して大きな収納に。収納ボックスを並べる、洋服をかける、椅子を置いて机にするなど使い方は自由自在です。

取手

シンプルで使いやすい機能と形を持った取手は、団地に元々備わっていたもの。良いものは大切に受け継ぎ、生かします。

コンクリート構造

長年クロスの下に隠れていた建設当時のコンクリートの構造体をそのまま残しました。

タイル壁

キッチンの横の壁に一部だけあったタイルをそのまま残しました。

スイッチ配線

そのまま残しました。

変えるところ

団地の魅力を引きたてる新しい素材の床や組み合わせられるキッチンなど、楽しいアイデアをいろいろ取り入れました。


組合せキッチン

壁付けだったキッチンを対面式に。空間が開放的になり、料理をしながら家族との会話も楽しめます。

持出しキッチン

壁付け専用のカウンターキッチン。脚がないので、キッチン下が自由に使えます。

小天井

シェルフを組み合わせることで、間仕切りとして使うことができる小天井。地震などの際の家具の転倒防止効果もあります。

麻畳

やわらかな触れ心地と丈夫さを兼ね備えた麻畳。家具を置いて洋室のように使うこともできます。

麦わらパネル

活用されず処理されていた麦わらを床素材に。さらりとした足触りは、天然素材ならではのもの。

段ボールふすま

重さから開放されたふすまです。ひとりでも簡単に持ち運びすることができます。

半透明ふすま

圧迫感のない半透明のふすま。空間は仕切り、光はやわらかく通します。

木製引戸

余分な装飾を排し、木肌をそのまま生かしました。素のままの色味が周囲にやわらかく調和します。

アクリルらんま

重さから開放されたふすまです。ひとりでも簡単に持ち運びすることができます。

木製配線カバー

電気配線をさりげなく隠すカバー。すっきりとしたインテリアを陰で支える工夫です。

メタル水栓

金属の素材感を大切にした水栓です。

音と臭いをとる壁

気になる音と臭いをとることができる羊毛の壁です。

洗面

洗面収納は暮らしに合わせて整えることができます。

ラワン合板フローリング

ラワンのラフな素材感を生かしたフローリング。30×180cmの大判サイズで、クリア塗装で仕上げました。

白樺合板フローリング

白樺と杉を使用した合板フローリング。30×180cmの大判サイズで、大柄な木目を生かして仕上げました。

自由にできるところ

MUJI×URの団地のリノベーションは、借りた人が自分の好みやスタイルで住まいを自由にアレンジできるのが特徴です。


仕切りは好みで

小天井に無印良品のユニットシェルフを組み合わせると、実用を兼ねた間仕切りになります。
倒れる心配もなく、両面から使える便利さも。元の鴨居の部分にレールを付けてカーテンで仕切り、一室空間をつくることもできます。

組合せキッチン

キッチンカウンターと同じ高さ・同素材のテーブルを備え付けています。
一列に並べたり、向かい合わせに置いたり、使い方によって自由にレイアウトできます。

和洋どちらでも

しっかりした表面の麻畳はソファやベッドなど家具を置くこともできるので、洋室の生活でも違和感がありません。
もちろん、直に座っても気持ちの良い質感です。

収納は自分流

使う人の生活に合わせて収納を設えれば、キッチンや水まわりに無駄なスペースが生まれません。
自分の暮らしを思い描きながら自由に組み合わせてみてください。