無印良品の家

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いつか住みたいと思っていたのは、三角屋根の白い家でした

無印良品は、日用品のデザインをただシンプルにしてきたのではありません。そのモノの原形をさかのぼり、モノが本来持っている普遍的な形を、無印良品は探し求めてきました。原形には時代の変化に左右されない強さと、人を惑わさない誠実さがあります。では、家の原形とは何でしょう。家が家らしくあるための、もっともふさわしい形とは。自分にぴったりの靴に巡り合ったときの喜びのように、家が喜ぶ“ぴったり”な形とは何でしょうか。無印良品はその形を、今日の住宅の原形が生まれたイギリスの田園都市に求めました。

そして、かの地の三角屋根が並ぶ瑞々しい街並で、時代と文化を超えて息づく、力強い家の形に出合います。それは私たちが子供の頃に、真っ白な画用紙に描いた、三角屋根と四角い箱の、記憶の中の家と同じような姿でした。その、どこにでもありそうな形を洗練させていくと、家はさらに原形に近づいていきます。そこに宿る強さが、時代を超えて私たち家族の暮らしを守り続けていくのだと信じています。

「窓の家」の原点

発想の原点は、ピーターラビットの作家も愛した街イギリス・コッツウォルズ地方。

新しい家の形は、時代の変化に揺るがない、
簡素だけれど力強い、家の原型にならいました。
その家には美しい窓が開かれています。
なにもないけどすべてがそこにある。
グレーの屋根。白い壁。軒の出はほとんどない。
白壁にナイフで切り取られたようなシャープな窓。窓の家の原型は、
このイギリスの原風景に建つ家々をモチーフにしています。

「まちなみ」を考える

美しい「まちなみ」であってほしい、
そのためには多くを主張しないことだと考えました。

「美しいまち」にすみたい、誰もがそう思うでしょう。
ひとつの家が美しい事でなく、並んだときにどのように見えるのか、どう「まちなみ」をつくるのか。
家単体ではなく、「まちなみ」として無印良品の家はどうあるべきかと考えました。
美しい「まちなみ」であってほしい、そのためには多くを主張しないことだと考えました。
つまり控えめな、シンプルなデザインをすることです。
塀のデザインや、駐車場の位置など隣り合わせの家がお互いに快適に暮らせるように考えています。
「窓の家」ではこうした「まちなみ」への提案もしていきます。

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