
建物を「スケルトン(構造体)」と「インフィル(内装・設備)」に分けて設計することを スケルトン+インフィルと言います。 無印良品の家は壁を建物の支えとしない頑強なフレーム構造(SE構法)を採用しているため「間仕切り壁」を可変性のある「インフィル」と考えています。「スケルトン(構造体)」は、従来の木造住宅を凌ぐ堅牢さを備え、木の温かみや開放的な大空間と、優れた強度や耐久性を兼ね備えた無印良品の家を支えています。
壁を建物の支えとしない頑丈な構造なので、吹き抜けのある気持ちのいい一室空間としてのびのびとお使いいただいたり、ライフスタイルの変化や家族の成長に応じて、自由に、簡単に、そして安全に変化させていくことができます。 耐震性、耐久性、居住性といった住まいの基本性能は、スケルトンによるところが多いといえるでしょう。
無印良品の家の工法(SE構法)は、柱や壁で建物を支える構造ではなく、
強靱に組まれた柱と梁で建築を支えるビルなどの大規模な建物の構造に準じています。
強度の高い「集成材」の柱と梁を、丈夫な「SE金物」で接合することによって、
「構造計算」プログラムで実証された揺るぎない強度の骨組みが生まれます。
エンジニアリングウッド(JAS構造集成材)を採用。素材となる木材(ラミナ)の強度を一枚ずつ測定した上で製造するため、一本一本が安定した強度を持ち、無垢材の短所である反り、ねじれ、割裂、 伸縮などの問題もありません。

地震や実験などのデータから、家の土台部分には構造上とても 大きな負荷がかかることが予測されています。そこで、無印良品 の家は、土台に耐久力の強い「ヒバ集成材」を選択しました。その 強さは檜の1.3倍。しかも、ヒバ集成材は湿気に強く、白蟻もつきにくいという特性をもっています。

柱梁の強度だけでなく、水平面の強さも構造上重要と考え、床部分に厚さ28mmの「床板パネル(構造用合板)」を採用。床板を直接梁に打ち付けて一体化させることで、水平面の高い剛性を確保しています。

カチオン電着塗装という防錆処理を施しました。これは、イオンの力で表面に錆びない膜を作る処理方法で、自動車のボディの底部分に使われているほどの高い防錆力をもっています。また、1000時間に及ぶ塩水噴霧試験にも合格。通常の住宅金物で使われるユニクロン亜鉛メッキとは格段の差が証明されています。

無印良品の家の工法は、従来の木造軸組工法とは異なり、柱と梁を丈夫なSE金物で接合することによってフレームの強度を揺るぎないものにしています。断面欠損(加工を施した木 材の断面積が加工前のものより小さくなること)が少ない強固な接合部を実現し、建物のねじれを防ぎ、構造全体で力を受け止め、地震に耐えうる堅牢性を可能にします。

基礎と柱をSE金物でハードジョイントし、木造住宅の大きな問題としてクローズアップされた 震災時の引き抜き現象も心配ありません。

見えない構造だからといって責任までも隠れてしまって良いものではありません。 現在の建築基準法は、木造2階建て以下の住宅に関しては、「構造計算」をしなくて良いという例外を認めています。その代わりに木造住宅は、ある一定量以上の耐力壁を設ける基準を守らなければいけません。「壁の量」で家の安全を決めるということは、一見、たくさんの柱や壁がある家が強そうに見えるものですが、使用する木材の品質や構造を組上げる接合方法は、現在のところ各社まちまちで、本当の強さを科学的に検証するレベルに至っていません。
無印良品の家の工法(SE構法)は、国土交通大臣認定の「構造計算」システムにより、人の安全を守る 建物に、どのくらいの力が加わり衝撃に耐えられるのかを証明するため、耐震や耐久性能など、本質的な住宅基本性能を科学的に証明し、本当の強さを実現しています。 無印良品の家では、全棟でビルや架橋、大型建造物と同じこの「構造計算」を実施し、「SE構法性能報 告書」をご提出しています。
無印良品の家では、構造計算に基づいて設計した「べた基礎」を標準としています。 ベタ基礎は、布基礎に比べ地盤に接する面が大きいため、建物全体の荷重を地面で分散し 、不同沈下(建物が不揃いに沈下を起こすこと)を防止する効果があるとされています。 地盤調査の結果に基づいた基礎設計を実施した物件には、地盤保証がつきます。万が一 不同沈下が起きて建物の重大な支障が発生した場合にも修復費等が保障されるので安心です。

構造計算とは、建物が重さや地震、風などのあらゆる力に対してどれだけ耐えられるかを
科学的に数値として表すための計算です。


極めて希に(数百年に一度程度)発生する地震力が建築基準法で定められており、性能表示制度ではこれに耐えられるものを等級1としています。
耐震等級2は、その1.25倍の力に対しても倒壊や崩壊などしない程度を示しています。
想定する地震の揺れの強さは、地域により異なりますが、この揺れは、東京を想定した場合、震度6強から7程度に相当し、関東大震災時の東京、阪神淡路大震災時の神戸で観測された地震の揺れに相当します。
長期優良住宅の認定基準に標準仕様で対応している無印良品の家は、耐震等級だけでなく、さまざまな認定等級をクリアしています。
| 耐震性 | 無印良品の家は、耐震等級2 |
|---|---|
| 維持管理・更新の容易性 | 無印良品の家は、維持管理等級3 |
| 劣化対策 | 無印良品の家は、劣化対策等級3 |
| 省エネルギー性 | 無印良品の家は、省エネルギー対策等級4 |
家を永く使うには、基本的な断熱性能や換気のしくみは、とても大切な要素です。
無印良品の家では、この「健康的で快適な暮らし」を、より少ないエネルギーで達成するために、「外断熱工法」を採用しています。
外断熱工法は、柱間に断熱材を充填する「充填断熱(内断熱)」と比較すると、柱や梁などの構造材で、断 熱材が寸断されることなく、家ごとすっぽり包み込むので、
仮に断熱材の性能が同じでも、構造的に家全体の 断熱性能は上がることになります。

さらに外断熱工法は、外壁の柱間や床下に断熱材が充填されていないので、室温と壁の中、床下 との温度差が小さく、
外からはチェックしにくい壁体内や、床下での結露が生じにくくなり、
建物の耐久 性を損なう原因となる、カビや腐朽菌の発生を抑制することができます。
また、外側で気密を取るので、気密工事が簡単に、かつ確実に施工しやすいのもメリットです。

外断熱工法は、壁の中も室内と
ほぼ同じ温度となるため
結露が発生しにくい

内断熱工法は壁の中に入り込んだ水蒸気が
外壁側で冷やされるため
結露が発生しやすい
柱間にグラスウールなどの繊維系断熱材を充填して断熱する断熱方法を「内断熱工法」ま たは「充填断熱工法」と呼び、
それに対し、柱の外側をウレタンボードのような板状断熱材で 包み込む断熱方法を「外断熱工法」または「外張り断熱工法」と呼ばれています。
外断熱工法に、高性能硬質ウレタンフォームや、高性能断熱サッシを採用することで、無印良品の家の断熱性能は、
国土交通省の定める、住宅性能表示制度の「省エネルギー対策等級」の最高等級を取得しています。
従来の硬質ウレタンフォームの気泡構造を一層微細化することにより、0.021W/(m・K)という極めて低い熱伝導率を実現しました。これにより快適な住環境や暖冷房機器の省 エネルギーを実現します。

無印良品の家では「室外はアルミ・室内は樹脂」、窓の家の木製サッシ仕様では「室外はアルミ・室内は木製枠」を組合せた「断熱サッシ」を採用することで、結露等の問題を抑えました。ガラス部は空気層のある2重ガラス構造で、開口部からの熱気・冷気の侵入をブロックしています。

その結果、少ないエネルギーで、家全体を夏は涼しく、冬は暖かくキープし、また、吹き抜けや1室空間と相まって、家の中の部屋間の温度差を少なくすることができるので、冬場でも、廊下やトイレ・浴室での寒さを軽減し、カビの原因ともなる部屋の中の結露の抑制にもつながります。このように無印良品の家の外断熱工法は、少ないエネルギーで、健康的で快適な暮らしを支えてくれています。

無印良品の家の外断熱は、平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進に関する法律」に基づいて制定された、
住宅性能表示制度の「省エネルギー対策」の項の、「省エネルギー対策等級」4等級(最高等級)を取得しています。
住宅でのエネルギーの使用量をできる限り削減しつつ暖冷房を行うために、住宅の構造躯体の断熱措置などに十分な工夫を講じることが必要ですが、
その断熱性能の基準によって、下記のように等級分けされています。
| 省エネルギー基準 | 省エネルギー対策等級 | 地域区分(熱損失係数) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ | Ⅱ | Ⅲ | Ⅳ | Ⅴ | Ⅵ | ||
| 旧省エネルギー基準(昭和55基準) | 等級2 | 2.8 | 4.0 | 4.7 | 5.2 | 8.3 | - |
| 新省エネルギー基準(平成4基準) | 等級3 | 1.8 | 2.7 | 3.3 | 4.2 | 4.6 | 8.1 |
| 次世代省エネルギー基準(平成11基準) | 等級4 | 1.6 | 1.9 | 2.4 | 2.7 | 2.7 | 3.7 |
熱気や冷気などの侵入を許さない気密性を実現した家は、室内の空気の管理がとてもしやすくなります。
無印良品の家では、外からの新鮮な空気を自然給気し、室内の汚れた空気を機械(ファン)によって排 気します。トイレや洗面室などから湿気やにおいを含んだ空気を24時間排出し、リビングや寝室から新 鮮な空気を取り入れる「第3種計画換気システム」を標準装備しています。 これにより室内の空気はよどむことなく対流し、新鮮な外気を取り入れるとともに、室内の温度や湿度 を均質化し、一室空間の快適性をさらに向上させます。

自然給気・強制排気方式で、給気口には高性能フィルターが付いていて塵や埃の侵入を防 ぎます。排気口は空気のよどみやすい場所に設置し、室内の空気の対流を促します。 空気のよどみやすい場所に「木の家」では「ダクトレス」で排気口を設置し、「窓の家」「朝の 家」では「ダクト式」の換気システムを導入しています。

無印良品の家では、お客様に安心して長くお住まいいただくために、自社保証約款による保証に加えて、
全戸に「完成引渡保証」、第三者機関による「地盤保証」をつけています。
「完成引渡保証」により、無印良品の家はご契約後、建物を完成させてお引渡しすることをお約束します。

無印良品の家の「強く確かな品質」は、さまざまな安心の保証・メンテナンスを実施しています。
無印良品の家は、建築用地の地盤の強度をあらかじめ測定し、補強工事の有無を判定した後に建築工事がはじま ります。 無印良品の家を建築するすべての地盤は、保険会社によ り保証されています。 地盤の保証は、基礎工事着工の日に始まり建物引渡し から10年を経過した日まで継続されます。
無印良品の家はSE構法を採用しています。 SE工法とは、それぞれ1軒1軒の構造性能を表示することができる木質の構造です。表示可能な性能を持った集成材と金物、それらによって組立られた住宅の性能をコンピュータによるシ ュミレーションで算出・表示しています。基礎と構造躯体、それを構成する金物が原因で住宅の損傷が起きた場合に保証するというシステムで 保険会社にも認められています。
住宅の品質確保の促進等に関する法律により請負者が担保する瑕疵責任を保証する制度です。「住宅の品質確保の促進等に関する法律」では新築住宅の注文者の保護のために、請負者に対して 住宅の特に重要な部分について10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。 また、請負者は瑕疵責任を履行するため「住宅瑕疵担保履行法」により保険加入または供託により資力確保措置が義務づけられています。 無印良品の家は、責任のある請負者が何らかの理由により瑕疵を補修することができなくなっても注文者が補修等の費用を負担しないですむという制度があります。
お引渡し後、10年間で、6ヶ月、1年、2年、10年、計4回の点検を行い、お住まいいただいてからのお客様の安心をサポートしています。
平成21年6月4日に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行され、「質の高い住宅を、手入 れして永く大切に使う」という考え方が示されました。 2010年12月現在、無印良品の家の95%は長期優良住宅の認定を受けており、この認定書が付いています。